Payy が実現! MetaMask で取引を隠す新技術
みなさん、こんにちは。
- Payy は MetaMask を使っていても、Ethereum の取引をデフォルトで隠します。
- ユーザーはウォレットやアプリを変えずにプライバシーを得られます。
Payy は Ethereum 上に構築された新しいプライバシー重視のレイヤー 2 ネットワークを発表しました。これにより、普段の暗号資産の送金がデフォルトで公開されず、MetaMask のような人気ウォレットを使い続けながらも取引内容が見えなくなります。
通常のパブリックブロックチェーンでは、ウォレットの取引や残高が誰でも見られるため、追跡やフロントランニング(先回り取引)などのリスクがあります。Payy はこの透明性が機関投資家やフィンテック企業、日常的なステーブルコイン利用者の導入を遅らせていると指摘しています。そこで新しいレイヤー 2 ネットワークは、取引を自動的にプライベートにする仕組みを提供しています。
Payy のレイヤー 2 ネットワークの仕組み
Payy のネットワークは Ethereum の上にプライバシーレイヤーを追加する形で動作し、Ethereum 自体は変更しません。ユーザーがトークンを送ると、その取引はプライベートな ERC20 プールを経由するため、資金の追跡が難しくなります。しかも既存のウォレットをそのまま使えます。ERC20 の送金はデフォルトでプライベートになり、DeFi プラットフォームとやり取りする際は新しく生成されたアドレスに資金が送られるため、ユーザーの活動が紐づけられにくくなっています。これらのプライベート取引は「プライバシーボールト」に保存され、ユーザーは利用するアプリのルールに応じてプライバシーの度合いを選べるようになっています。
Payy はこの仕組みを主に二つのグループ向けに設計しています。ひとつは金融機関などの機関投資家で、オンチェーン上に財務データをさらさずに支払いを行いたい人たち。もうひとつは複数のウォレットを管理せずにプライバシーを重視したい一般ユーザーです。Payy のシステムは競合リスクを防ぎつつ、ユーザー体験をシンプルに保つことを目指しています。
すでに Payy はプライバシー重視の暗号資産ウォレットや Visa 提携の暗号資産カードを運営しており、この新しい Ethereum レイヤー 2 ネットワークは約 10 万人の既存ユーザーと主要なステーブルコイン関係者の支援を受けてローンチされました。Payy の CEO Sid Gandhi 氏は、プライバシーが暗号資産のメインストリーム化を妨げる最後の壁であり、すべての取引が公開データになるとグローバルな決済はオンチェーンで進められないと述べています。
まとめ
今回の Payy の発表は、Ethereum の透明性がもたらす課題に対して、ユーザーがウォレットを変えずにプライバシーを確保できる新しいアプローチとして注目されそうです。特に機関投資家やプライバシーを重視するユーザーにとっては、オンチェーンの利便性を損なわずに取引内容を隠せる点が魅力的に映るかもしれません。今後、こうしたプライバシー強化の動きがどのように広がっていくのか、引き続きウォッチしていきたいですね!
