ビットコイン買い増しの新資金調達戦略とは
みなさん、こんにちは。今回は、TD Cowen の最新レポートをもとに、ある企業のビットコイン買い増し戦略についてわかりやすく解説します。
ビットコイン買い増し戦略の現状
TD Cowen のアナリストによると、ある企業(以下「Strategy」)のビットコイン買い増しモデルは、先週の市場の変動にもかかわらずしっかり機能しているようです。特に、同社の優先株の発行活動が活発化しており、変動金利の優先株の発行が急増している点が注目されています。
この企業は新たにユーロ建ての優先株を発行し、その資金約7億400万ドルを使って約6,890 BTCを購入したとのことです。つまり、優先株の資金調達を通じてビットコインを積極的に買い増しているわけです。
優先株を活用した資金調達の仕組み
Strategy は普通株をすぐに発行せずに、優先株を使って資金を調達しています。変動金利の優先株は配当率が調整されるため、株価が大きく変動しにくく、安定した資金調達が可能です。この仕組みにより、同社は希薄化を抑えつつ、ビットコインの保有量を増やし続けられるのです。
TD Cowen のアナリストは、このモデルが「ビットコインへのエクスポージャーを作りたい投資家にとって魅力的な手段」と評価しています。
市場の動きと株価の状況
一方で、Strategy の株価は最近のリスク回避の動きに伴い下落傾向にあります。ビットコイン自体も4月以来の低水準に戻っており、テック株や主要トークンも軟調です。これは市場全体が流動性の見直しをしている影響と見られています。
しかし、こうした短期的な市場の動きとは別に、Strategy の優先株発行のトレンドは同社のビットコイン買い増しモデルの本質を反映していると考えられています。
今後の展望
Tiger Research のシニアアナリスト、ライアン・ユーン氏は、Strategy が「普通株よりもボラティリティの低い利回り重視の投資家層をうまく取り込んでいる」と指摘しています。また、配当率を調整する裁量権を持つことで、優先株の発行を持続可能にしているとのことです。
さらに、ビットコインのプレミアムが縮小しても、非希薄化資本である優先株を使った買い増しはBTC/株の増加に寄与し続けると見られています。
今回のレポートからは、ビットコインを戦略的に積み増す新しい資金調達モデルの一端が見えてきます。市場の変動があっても、こうした仕組みがどのように機能し続けるのか、引き続きウォッチしていきたいですね!
