みなさん、こんにちは。今回は、暗号資産関連の注目ニュースをわかりやすくまとめてお伝えします。
コインベースの好調な第3四半期決算
コインベースが第3四半期の収益で約19億ドルを記録し、市場予想を上回りました。特に取引量の回復が大きく寄与し、取引手数料収入は10億ドルに達しています。さらに、サブスクリプションやステーキング、カストディサービスなどの収益も好調で、同社が育成したイーサリアムのレイヤー2「Base」も利益を出しているとのことです。
CEOのブライアン・アームストロング氏は、米国内で取り扱う資産数を約300から4万以上に拡大したことや、CFTC規制下での24時間365日取引可能なパーペチュアル(永久)先物の提供開始も強調しています。こうした多角的なサービス展開が、ボラティリティの高い市場環境でも収益を支えているようです。
ブラックロックのビットコインETF「IBIT」の資金流出
一方、ブラックロックのビットコインETF「iShares Bitcoin Trust(IBIT)」は、ビットコイン価格が11万ドルを下回った木曜日に約2億9,080万ドルの資金流出がありました。これはビットコインETF全体の流出額の半分近くを占めています。
ただし、IBITの累積資金流入は依然として880億ドルと非常に大きく、今回の一時的な資金流出が長期的な採用の流れを変えるものではないと見られています。
REXシェアーズの新ETF「ULTI」:ボラティリティを活かす戦略
ニューヨークのREXシェアーズは、株式市場のボラティリティを活用する新しいETF「REX IncomeMax Option Strategy ETF(ULTI)」を開始しました。このETFは、暗号資産関連企業も含むボラティリティの高い米国株を対象に、オプション取引を駆使して価格変動から毎週の収益を狙う戦略を取っています。
具体的には、暗号資産マイナーのCore Scientificや取引所のGemini、暗号資産貸付のFigureなどが組み入れられており、暗号資産の価格変動リスクを収益機会に変える試みとして注目されています。
その他の注目ポイント
- ビットコインマイナーのCore Scientificは、AI企業CoreWeaveとの90億ドルの合併計画を投資家の反対で中止しました。
- 送金大手のWestern Unionは、独自のステーブルコインのティッカーとして「WUUSD」と「USDPT」を商標登録しており、今後の動向が気になるところです。
今回の内容を見ると、暗号資産市場のボラティリティが企業の収益や投資商品の設計に大きな影響を与えていることがわかります。特にコインベースのように多様なサービスで収益基盤を強化する動きや、REXシェアーズのようにボラティリティを活かした新しいETFの登場は、今後の市場の面白さを示しているかもしれませんね。
引き続きウォッチしていきたいですね!

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