テスラ FSD が一括販売終了!月額制へ変更の真相

みなさん、こんにちは。今回はテスラの自動運転支援ソフト「Full Self-Driving(FSD)」の販売方法に関する大きな変更についてお伝えします。

テスラ、FSDの一括購入を廃止しサブスクリプションのみへ

テスラのCEO、イーロン・マスク氏が発表したところによると、これまで一括払いで提供されていたFSDソフトウェアの販売を2025年2月14日から終了し、今後は月額課金のサブスクリプション方式のみで利用可能になるそうです。これまでFSDは最大で1万5,000ドル(約200万円)という高額な一括価格が設定されていましたが、最近は8,000ドル程度に値下げされていました。一方、サブスクリプションは2021年に月199ドルで開始され、2024年には99ドルにまで下がっています。

なぜこの変更が行われたのか?

マスク氏は具体的な理由を明言していませんが、いくつかの背景が考えられます。まず、FSDの購入率が期待より低く、2025年10月時点でテスラ車の購入者のうちわずか12%しかFSDを購入していないという報告があります。サブスクリプションに絞ることで初期費用を抑え、より多くのユーザーに利用してもらいやすくする狙いがあるのかもしれません。

また、マスク氏の1兆ドル(約130兆円)にのぼる報酬パッケージの条件の一つに「1,000万のアクティブなFSDサブスクリプション獲得」があり、これを達成するための戦略とも見られています。

法的リスクの軽減も視野に?

テスラはこれまで「完全自動運転が可能なハードウェアを搭載している」と顧客に説明してきましたが、実際にはソフトウェアだけでなくハードウェアのアップグレードも必要なケースが多く、約束された完全自動運転はまだ実現していません。このため、カリフォルニア州のDMV(自動車局)からは誤解を招くマーケティングだとして製造・販売ライセンスの一時停止命令が出されるなど、法的な問題も抱えています。

一括販売をやめてサブスクリプションに切り替えることで、将来的な訴訟リスクを抑えようとしている可能性も指摘されています。

競合他社の動きと今後の展望

テスラのFSDは依然として米国市場で最も高度な運転支援ソフトと評価されていますが、リビアンやフォード、GM、中国の自動車メーカーなど、多くの競合が独自の自動運転技術を開発し、追い上げを見せています。特に中国勢は運転支援機能を標準装備として提供するケースも増えており、テスラのシェアに影響を与えるかもしれません。

今回のテスラの販売方式変更は、ビジネスモデルの転換だけでなく、法的リスク管理や競争環境への対応も絡んだ複合的な判断のように見えます。今後、サブスクリプションの普及がどのように進むのか、そして他社の動きと合わせて注目していきたいですね。引き続きウォッチしていきたいですね!