みなさん、こんにちは。今回は、金(ゴールド)市場で起きた大きな値下がりについてお話しします。金は長い間「価値の保存手段」として信頼されてきましたが、わずか24時間で数兆ドルもの価値が消失し、その損失額はビットコインの市場価値全体を上回る規模となりました。
金価格の急落、その背景とは?
2025年10月のある日、金市場は2.5兆ドルもの時価総額を失い、これは2013年以来の大きな2日間の下落となりました。2022年に60%も上昇していた金ですが、この8%の急落は、インフレや市場の不安定さに対するヘッジとして金に注目していた投資家たちに動揺を与えています。
スイスの資源投資家アレクサンダー・スターヘル氏は、この7%の下落は非常に珍しいもので、理論上は「24万営業日に1度」起こるレベルだと指摘しています。過去には1971年以降に21回ほど同様の大きな調整があったものの、今回の急落は「金への熱狂(FOMO)」が一旦ピークに達し、利益確定や弱気な投資家の売りが加速した結果と見られています。
金の下落とビットコインの比較
今回の金の下落額は2.5兆ドルで、これはビットコイン全体の時価総額約2.2兆ドルを上回ります。ベテラントレーダーのピーター・ブランド氏は、この金の下落は「存在するすべての暗号資産の価値の55%に相当する」とコメントしています。
一方、ビットコインはこの期間に5.2%の下落を記録しましたが、日中の損失は約0.8%にとどまっています。ビットコインのボラティリティは以前から指摘されてきましたが、今回の金の急落は「安全資産」とされるものでも大きな値動きがあることを示しています。
また、暗号市場全体のセンチメントを示す「Crypto Fear & Greed Index(恐怖と強欲指数)」は、2022年12月以来の低水準にまで落ち込み、「極度の恐怖」状態に陥っています。これは投資家心理がかなり慎重になっていることを示しています。
金とビットコインの関係性と今後の展望
ドイツ銀行のマクロストラテジスト、マリオン・ラブール氏は、金とビットコインの間にいくつかの類似点を見出しており、これがビットコインを価値の保存手段として魅力的にする可能性を指摘しています。金はドル建てで過去最高値を更新しましたが、実質的な調整後の最高値を超えたのは今年の10月に入ってからでした。
今回の金の急落は、投資家の心理や市場の動きがいかに複雑であるかを改めて示していると言えそうです。ビットコインも含め、これらの資産の動向は今後も注目していく必要がありそうですね。
個人的には、金のような伝統的な資産でもこれほどの変動が起こることは、投資のリスク管理の重要性を再認識させられます。ビットコインや暗号資産も同様に、価格の上下動が激しいため、冷静な判断が求められそうです。引き続きウォッチしていきたいですね!
