Ripple IPOなしでも XRP 新記録達成!最新動向解説

みなさん、こんにちは。今回は Ripple の最新動向についてお伝えします。

Ripple、IPOの計画は今のところなし

Ripple の社長であるモニカ・ロング氏が、ニューヨークで開催された Swell カンファレンスで、同社が現時点で新規株式公開(IPO)を行う予定はないと発表しました。

この発表は、Fortress Investment Group などが主導した 5 億ドルの資金調達ラウンドで Ripple の評価額が 400 億ドルに達した直後だったため、少し驚きの声もありました。

ロング氏は CNBC のインタビューで、「今は IPO に注力していません。資金面は十分で、買収や大きな戦略的パートナーシップに動いています」と語っています。

以前は CEO のブラッド・ガーリングハウス氏も IPO の可能性に言及していましたが、米国証券取引委員会(SEC)との長期にわたる法的争いが影響しているようです。ただし、ロング氏は将来的に IPO が業界の成熟に役立つことも認めており、完全に否定しているわけではありません。

XRP が新たなマイルストーンを達成

IPO は当面考えていないものの、Ripple とその関連暗号資産 XRP は別の面で大きな進展を見せています。

まず、XRP レジャーのユーザー活動が非常に活発で、2025 年 11 月 5 日には 1 億件以上のレジャーがクローズされるという新記録を達成しました。

また、Ripple が 2024 年 12 月にローンチしたステーブルコイン RLUSD は、11 月 3 日に時価総額 10 億ドルを突破。ロング氏はこれを「多くの大きなマイルストーンの最初」と表現しています。

今年に入ってからは、プライムブローカーの Hidden Road(約 12.5 億ドル相当)や、企業向け財務管理プラットフォーム GTreasury(約 10 億ドル相当)など、複数の買収も行っています。

こうした動きから、Ripple は市場の変化に柔軟に対応しつつ、公開企業としての短期的なプレッシャーを避けたい意向がうかがえます。

Ripple は今後も注目すべき動きを続けそうです。引き続きウォッチしていきたいですね!