2025 年 注目の暗号資産 ETF 最新動向解説

みなさん、こんにちは。今回は、2025年に注目されている暗号資産(仮想通貨)関連のETF(上場投資信託)について、最新の動向をわかりやすく解説していきます。

2024年の暗号資産ETFの動き

今年は、ビットコインやイーサリアムのスポット価格に連動するETFが大きな注目を集め、資金流入が続いています。特にビットコインETFは、2024年1月の登場以来、12月中旬までに約577億ドルの純流入があり、年初の362億ドルから大幅に増加しました。ただし、資金の流入・流出は価格変動に応じて波があり、例えば10月にはビットコイン価格が12万6千ドルに迫った際に12億ドルの流入があった一方、11月には9万ドルを割り込んだことで9億ドルの流出も見られました。

イーサリアムのスポットETFも7月の登場以降、126億ドルの純流入を記録。8月の価格高騰時には1日で10億ドルの流入があった日もありました。

SECの新たなETF上場基準とその影響

アメリカの証券取引委員会(SEC)は9月に、商品ベースの信託に関する一般的な上場基準を承認しました。これにより、これまで個別に判断されていた暗号資産の「商品」としての扱いが明確化され、複数の暗号資産がETFの対象として認められる道が開かれました。基準の主なポイントは、対象となる暗号資産が監視された市場で取引されていること、6か月以上の先物取引の履歴があること、または既に大規模なETFの裏付け資産であることなどです。

この基準により、少なくとも12種類の暗号資産がすぐにETFの対象として「承認済み」となり、今後多くの新規ETFが登場する可能性があります。ただし、現在も126件以上のETF申請が審査中で、これらは新興の分散型金融(DeFi)プロジェクトのトークンやミームコインなど多様な資産を含んでいます。

XRPやソラナのETFも登場

ビットコイン、イーサリアムに続き、XRPやソラナのスポット価格に連動するETFもアメリカで取引が始まりました。XRPは時価総額で5位、ソラナは7位の暗号資産で、これらも規制の壁を乗り越えてETF化が実現しています。

ただし、これらのETFは2024年11月の市場環境が厳しい時期に登場したため、価格への影響は限定的でした。それでも、ソラナETFは約9200万ドル、XRPETFは約8億8300万ドルの純流入を記録し、投資家の関心の高さがうかがえます。

また、ソラナETFはステーキング報酬の一部を投資家に還元する仕組みを取り入れており、これは米国財務省やIRSの新たな指針によって後押しされています。

今後の展望:インデックス型ETFの台頭と機関投資家の参入

2025年には、個人投資家やヘッジファンドがスポット暗号資産ETFを保有する傾向が続く一方で、機関投資家の参入も加速しそうです。大手資産運用会社のヴァンガードは、5000万人の顧客に対して一部のスポット暗号資産ETFの取引を解禁する方針を示し、バンク・オブ・アメリカも富裕層向けに暗号資産のポートフォリオ組み入れを推奨しています。

こうした動きから、専門家は「暗号資産へのエクスポージャーを持つべきか」ではなく、「どのように持つべきか」が議論の中心になると見ています。特に、複数の暗号資産をまとめて運用するインデックス型ETFが注目されており、これにより投資家は個別の資産を詳しく知らなくても市場全体の成長に参加できるメリットがあります。

実際、HashdexやFranklin Templeton、Grayscaleなど複数の運用会社が複数銘柄を組み入れたインデックスETFを提供しており、これらは19種類の暗号資産に分散投資しています。

また、米国の年金基金や大学の基金もスポットビットコインETFへの投資を始めており、これが市場のボラティリティ低下や価格の安定化につながる可能性も指摘されています。

全体として、暗号資産ETFは2024年に大きく進展し、2025年にはさらに多様な資産や投資家層に広がっていく兆しが見えています。特にSECの新基準が市場の扉を開き、XRPやソラナのような主要アルトコインもETF化されることで、投資の選択肢が増えています。

個人的には、こうした動きが暗号資産市場の成熟を促し、より多くの人が安心して参加できる環境が整うのではないかと感じます。引き続きウォッチしていきたいですね!