5年ぶり大規模 デレバレッジの衝撃と展望

みなさん、こんにちは。

5年ぶりの大規模なクリプトのデレバレッジとその影響

先日、10月10日に起きた大規模なクリプト市場のデレバレッジ(レバレッジ取引の清算)が話題になっています。これは米中貿易摩擦の影響も一因とされ、デジタル資産のレバレッジポジションが数十億ドル単位で消えた出来事です。Bitmine Immersion Technologies の会長であり、リサーチ会社 Fundstrat の共同創業者でもあるトム・リー氏は、この清算は過去5年で最大規模だったと指摘しています。

ビットコインとイーサリアムの意外な強さ

このショックの後も、トム・リー氏はビットコインとイーサリアムが予想以上に強い耐性を見せていると語っています。具体的には、オープンインタレスト(未決済建玉)が過去最低水準にまで下がり、テクニカル指標も改善傾向にあることから、市場の安定化がうかがえるとのことです。実際、今回のデレバレッジでビットコインは3~4%ほど下落しましたが、その後はテクニカル面でプラスに転じているようです。

記事執筆時点でのビットコインの価格は約11万3500ドル前後で推移しています。

クリプト市場は広範な金融市場の先行指標か?

リー氏は、クリプト市場が株式市場や流動性の動向を先取りする傾向があるとも述べています。特にイーサリアムのオンチェーン活動が増加していること、そしてレイヤー1・レイヤー2ネットワークでのステーブルコイン利用が拡大している点が、基礎的なファンダメンタルズの改善を示していると考えられています。これが他の資産クラスにもリスクオンのムードをもたらす可能性があるという見方です。

ウォール街の動きと今後の展望

さらに、JPMorgan が年内に機関投資家向けにビットコインやイーサリアムを担保にした融資サービスを開始する計画を発表しました。これは第三者のカストディアンを利用する形で、ウォール街のクリプト市場への関与が一層進むことを示しています。かつてビットコインを「ペットロック(ただの石)」と揶揄していた同銀行のCEOジェイミー・ダイモン氏にとっても、これは大きな変化と言えるでしょう。

トム・リー氏はこの動きを歓迎し、ファンダメンタルズの改善を背景に「年末にかけて大きな動きがあるかもしれない」と期待を示しています。

今回の大規模な清算は一時的な混乱をもたらしましたが、その後の市場の反応や大手金融機関の動きを見ると、クリプト市場の成熟や安定化に向けた兆しも感じられます。これからの動きに注目しつつ、引き続きウォッチしていきたいですね!