ブラックフライデー & サイバーマンデー 最新動向まとめ

みなさん、こんにちは。今回はアメリカのブラックフライデーのオンラインショッピング動向について、最新のデータをわかりやすくお伝えします。

ブラックフライデーのオンライン売上が過去最高に

Adobe Analytics のデータによると、今年のブラックフライデーにアメリカの消費者がオンラインで使った金額は 118 億ドル(約 1 兆 6,000 億円)に達し、過去最高を記録しました。昨年の 108 億ドルから大きく伸びており、午前 10 時から午後 2 時の間は毎分 1,250 万ドルがオンラインで消費されていたそうです。

この数字から、ブラックフライデーが単なる「店頭のセール日」から「大規模な e コマースのイベント」へと変わってきていることがうかがえます。多くの人が外出を控え、自宅でお得なセールを楽しむ傾向が強まっているのかもしれません。

サイバーマンデーはさらに盛り上がる見込み

さらに、2 日後に控えるサイバーマンデーでは、オンライン売上が 142 億ドルに達すると予測されています。これはブラックフライデーを上回る規模で、年末商戦の中でも特に注目される日となりそうです。

ホリデーシーズン全体の消費動向

Adobe は今年のホリデーシーズン全体の消費額を 2,534 億ドルと予測しており、昨年の 2,411 億ドルから増加傾向にあります。一方、Salesforce のデータでは、ブラックフライデーの世界全体の売上は 790 億ドル、そのうちアメリカは 180 億ドルで、前年比でそれぞれ 6%、3%の増加となっています。

ただし、Salesforce は売上増の背景には消費者の購買意欲の高まりだけでなく、価格の上昇も影響していると指摘しています。実際、平均価格は 7%上昇している一方で、注文数は 1%減少しているとのことです。

AI の影響も拡大中

また、Adobe と Salesforce は AI のホリデーショッピングへの影響が増していると報告しています。Salesforce によると、感謝祭からブラックフライデーの間に AI や AI エージェントが関与した売上は世界で 220 億ドルにのぼるそうですが、具体的にどの範囲まで含まれているかは明確ではありません。

実店舗の動向はやや分かれている

オンラインの盛り上がりに対して、実店舗の来店者数はデータによって異なる結果が出ています。RetailNext の調査では全国的に 3.4%減少している一方、Pass_by のデータでは全体で 1.17%増加、特に百貨店では 7.9%も増えているとのことです。

こうした数字からは、消費者の購買行動が多様化していることが感じられます。オンラインとオフラインの両方での動きに注目しながら、今後のトレンドを見守る必要がありそうです。

個人的には、AI の影響がどのように消費者の選択や購買体験を変えていくのか、とても興味深いですね。これからのホリデーシーズンも引き続きウォッチしていきたいですね!