Cipher Digital が AI 事業へ大転換!最新動向解説

みなさん、こんにちは。今回は、Cipher Digital という企業の最新動向についてお伝えします。

Cipher Digital の新たなデータセンター契約と資金調達

Cipher Digital は、15 年間のリース契約を「投資適格のハイパースケールテナント」と結び、新しいデータセンターの開発を進めることを発表しました。この契約は、同社がこれまでのビットコインマイニング中心の事業から、AI や高性能コンピューティング(HPC)向けの需要にシフトしていることを示しています。

具体的には、既存の拠点の一つに新たな HPC データセンターを建設する計画で、これにより同社の第三の大規模 AI キャンパスが実現します。このニュースを受けて、Cipher の株価は発表当日に約 8% 上昇し、1 株あたり 16.14 ドルで取引されました。

資金調達の詳細と企業戦略の変化

さらに、Cipher Digital は最大 2 億ドルのリボルビングクレジットファシリティ(回転信用枠)を締結し、追加で 5,000 万ドルのオプションも用意しています。この資金調達は 2030 年 3 月までの期間で、金利は SOFR(担保付き翌日物資金調達金利)に 1.25%~1.75% を上乗せしたものとなっています。Morgan Stanley をはじめ、複数の大手金融機関がこのシンジケートに参加しています。

同社 CFO は、この取引が Cipher の資本構造の進化における重要な一歩であり、ビジネスの成熟と長期戦略に対する金融機関の信頼の表れだとコメントしています。

ビットコインマイニングからの脱却と今後の展望

Cipher Digital は今年 2 月に社名を Cipher Mining から変更し、ビットコインマイニングに限定しない高性能コンピューティング事業への拡大を明確にしました。実際、同月には複数のマイニングサイトの持分やマイニング機器の一部を売却しています。

同社は「ビットコインマイニングは当社の電力調達や大規模開発能力の基盤を築いたが、現在は産業規模での次世代コンピュートの実現に注力している」と説明し、マイニング事業は資本負担を抑えた形で最適化しつつ継続するとしています。

この動きは、Core Scientific や Cango、Bitfarms(現 Keel Infrastructure)など、他のビットコインマイニング企業も同様に AI や HPC 事業へシフトしている流れの一環と見られます。

今回の Cipher Digital の動きは、単なるビットコインマイニング企業から、より広範な高性能コンピューティングインフラの提供者へと変貌を遂げつつあることを示しているようです。AI 需要の高まりを背景に、こうした企業の戦略転換は今後も注目されそうですね。引き続きウォッチしていきたいですね!