2025 年の ドージコイン 政治と企業の攻防戦

みなさん、こんにちは。今日は 2025 年のドージコイン(Dogecoin)について、政治的な動きや企業の関心が絡んだ一年を振り返ってみたいと思います。

ドージコインとアメリカ政治の関わり

2024 年末、トランプ政権が新設した「Department of Government Efficiency(政府効率化局)」、略して DOGE の顔としてイーロン・マスク氏が登場しました。この名前が偶然にもドージコインのティッカーと同じだったため、話題を呼びましたが、マスク氏の正式な権限は後に議論の的に。

この政府機関は政府支出の削減を目指していましたが、設立直後に連邦諮問委員会法違反の疑いで訴訟を受けるなど、混乱が続きました。ドージコインのロゴが一時的にこの機関のウェブサイトに掲載され、価格が一時的に上昇したものの、すぐにロゴは削除され、価格も下落しました。

マスク氏はこの機関でブロックチェーンの活用も検討したそうですが、ドージコインを直接使う計画はなかったようです。結局、この政府機関は注目を集めたものの、次第に存在感を失い、マスク氏も政府から距離を置く形となりました。

ドージコインのコミュニティでは「DOGE は 'Do Only Good Every day'(毎日良いことだけをしよう)」の略だとされており、政治的な利用とは別に、ポジティブな活動に注力しようという意識が強いようです。

ドージコインの企業利用と市場動向

2025 年は企業のドージコインへの関心も高まりました。デジタル資産の財務管理や、ミームコインを含む ETF(上場投資信託)の話題が多く、ドージコインもその流れに乗りました。

1 月には REX Shares がドージコイン ETF の申請を行いましたが、4 月の承認は得られませんでした。その後、ドージコイン財団が「House of Doge」を設立し、約 1.8 百万ドル相当の DOGE を普及促進に充てる動きもありました。

6 月には、かつての大麻関連企業がドージコインを財務資産として保有する子会社を設立し、テレメディシンプラットフォームでの支払いにドージコインを導入。また、ビットコイン財務管理企業やマイニング企業もドージコインを取り入れる動きが見られました。

9 月には、イーロン・マスク氏の個人弁護士が役員を務める「CleanCore Solutions」が公式のドージコイン財務管理企業として注目され、12 月時点で約 9,000 万ドル相当の DOGE を保有しています。

さらに、10 月には「House of Doge」がナスダックに上場し、欧州のサッカークラブの経営権を取得してドージコインのブランディングを施すなど、商業的な展開も活発化しました。

しかし、こうした動きにもかかわらず、ドージコインは 2025 年中に新たな最高値を更新することはなく、12 月 15 日時点で 1 年間で約 65% も価格を下げています。これは時価総額トップ 10 の暗号資産の中で唯一の現象です。

ドージコイン財団のディレクター、ティモシー・ステビング氏は、ドージコインは投機的な資産からユーティリティ(実用性)を重視する通貨へと成長しており、価格の「常に上がる」という幻想とは異なる成長路線にあると述べています。

2025 年のドージコインは、政治的な話題と企業の関与が入り混じりながらも、価格面では苦戦した一年だったようです。ただ、コミュニティや関係者は 2026 年に向けて実用性の向上に期待を寄せているようです。今後の動きにも注目していきたいですね!

引き続きウォッチしていきたいですね!