ZKsync Lite 終了へ! Ethereum スケーリング最新情報

みなさん、こんにちは。今回は Ethereum のスケーリングソリューションである ZKsync に関する最新ニュースをお伝えします。

ZKsync Lite ネットワークの終了予定

ZKsync を開発する Matter Labs は、2026 年に ZKsync Lite ネットワークを段階的に廃止する計画を発表しました。ZKsync Lite は 2020 年 6 月にローンチされた、Ethereum 向けの初期のゼロ知識証明(ZK)ベースの決済ロールアップとして位置づけられていました。

この廃止は計画的かつ秩序だったもので、他の ZKsync システムには影響がないとされています。ZKsync Lite は「概念実証(proof-of-concept)」として重要な役割を果たし、Matter Labs のゼロ知識技術の基盤を築くための重要なステップだったとのことです。

ZKsync Lite の役割と現在の状況

Lite は主に送金や NFT のミント、簡単なスワップに対応していましたが、スマートコントラクトには対応していませんでした。そのため、より汎用的な zkEVM(ゼロ知識証明対応の Ethereum 仮想マシン)設計が登場すると、Lite の利用価値は徐々に低下していきました。

2023 年に ZKsync 1.0 が ZKsync Lite にリブランドされ、同年には新たな ZKsync Era と ZK Stack に開発リソースが集中されるようになりました。これにより、ウォレットや分散型アプリケーションは Lite のサポートを減らし、現在では日々の利用が 200 回未満にまで減少しています。

資金の状況と今後の展望

Lite ネットワーク上には約 5,000 万ドル相当の資金が残っており、これらは Ethereum のレイヤー 1 へ引き出すことが可能です。Matter Labs は廃止の過程でも引き出し機能は維持されると明言しており、今後のスケジュールや手順についても順次公開していく予定です。

また、ZKsync Era はまだアルファ版の段階であり、今後 2~3 年かけて開発が続けられる見込みです。ZKsync Lite はその前段階として重要な役割を果たし、次世代の zkEVM エコシステムの基盤を築くための「道しるべ」として機能したと言えそうです。

今回の発表は、Matter Labs がより高度な zkEVM 技術に注力し、Ethereum のスケーラビリティ向上を目指す中での自然な進化の一環と捉えられます。今後も ZKsync の動向は Web3 界隈で注目され続けるでしょう。

引き続きウォッチしていきたいですね!