ド・クォン氏 米国刑期後に韓国裁判も?

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ド・クォン氏、米国刑期後に韓国で別の裁判の可能性

先週、アメリカで約 40 億ドル規模の TerraUSD と LUNA の崩壊に関与したとして 15 年の刑を言い渡された暗号通貨の創業者ド・クォン氏ですが、韓国に送還された場合、国内でも別の刑事裁判を受ける可能性があると韓国の検察が発表しました。

韓国の資本市場法違反の罪で起訴されれば、米国での刑期とは別に、30 年以上の懲役刑が科される可能性があるとのことです。ド・クォン氏は米国で刑期の半分を終えた後、国際受刑者移送プログラムを通じて韓国に移送される申請が可能で、米国側もこれに反対しないとされています。

Terraプロジェクトの崩壊とド・クォン氏の逮捕までの経緯

ド・クォン氏はシンガポール拠点の Terraform Labs を共同設立し、TerraUSD というアルゴリズム型ステーブルコインとその姉妹トークン LUNA を発行しました。TerraUSD は米ドルに連動するとされていましたが、2022 年 5 月にペッグが崩壊し、暗号資産市場全体に大きな影響を与えました。

米国の検察は、Terraform Labs が価格を人為的に支えるために投資会社を使って Terra を買い支えていたことを明らかにしました。ド・クォン氏は 2023 年 3 月にモンテネグロで偽造パスポートを使っての渡航を試みた際に逮捕され、その後米国への送還が決まりました。

米国の裁判では詐欺やマネーロンダリングなど 9 件の罪で有罪判決を受け、裁判中には被害者からの影響を訴える手紙が 315 通も提出され、破産や健康被害、自殺に至ったケースも報告されています。

韓国国内の被害者感情と法的対応の見通し

韓国のサイバー犯罪コンサルタント、デイビッド・セヒョン・ベク氏によると、韓国の被害者の中には、米国での厳しい処罰の方が国内での裁判よりも意味があると感じている人も多いそうです。韓国の法制度は大規模な金融犯罪に対して比較的寛容で、ビジネスの失敗として扱われることが多いため、厳しい責任追及がなされにくいという見方があるとのことです。

ベク氏は、ド・クォン氏がリスクを認識しながらも事業を続けたことは、被害者にとって非常に大きな損害をもたらしたと指摘し、「人々は実験台ではない」と強調しています。

今回の件は、国際的な法的対応の難しさや、各国の法制度の違いが浮き彫りになっているように感じます。ド・クォン氏の今後の動向や韓国での裁判の行方も注目されますね。引き続きウォッチしていきたいですね!