ビットコイン ハッシュレート減少と企業買い増しの影響
みなさん、こんにちは。今回はビットコインのネットワーク活動に関する最新の動きをお伝えします。過去のデータと照らし合わせると、市場の底値付近でよく見られるサインが出ているようです。
ビットコインのハッシュレートが4%減少、2024年4月以来の大きな下落
直近30日間でビットコインのハッシュレートが約4%減少しました。これは今年4月以来の急激な落ち込みで、価格も9%下落し、ボラティリティ(価格変動率)が45%を超えるなど不安定な動きが続いています。
マイナー(採掘者)の状況は厳しくなっており、電気代の損益分岐点が下がった一方で、手数料収入も14%減少。新規アドレスの増加も鈍化しています。こうしたハッシュレートの低下は、マイナーが採掘を一時停止したり規模を縮小したりする時に起こることが多く、過去の傾向ではこれがさらなる売り圧力の始まりではなく、むしろ一旦の底打ちを示すことが多いようです。
また、中国の新疆ウイグル自治区で約1.3ギガワット分のマイニング設備が政策の影響で停止したとされ、世界のハッシュパワーの約10%が減少した可能性も指摘されています。
企業のビットコイン買いが増加、短期的な売り圧力を相殺か
一方で、取引所でのビットコインの上場投資商品(ETP)保有量は減少しているものの、企業のデジタル資産保有は増加しています。11月中旬から12月中旬にかけて、企業のトレジャリー(資産管理部門)が42,000 BTCを買い増し、保有量は約109万 BTCに達しました。これは7月以来の大きな買い増しです。
特に「Strategy」という企業が29,400 BTCを追加購入しており、他の企業も今後の買い増し資金を株式発行から優先株発行に切り替える動きが見られます。
保有期間別に見ると、1~5年の中期保有者はビットコインの保有量を減らしているのに対し、5年以上の長期保有者はほとんど動いていません。つまり、短期的な売り圧力はあるものの、長期的な信念は崩れていない様子がうかがえます。
過去のデータでは、ハッシュレートの減少が見られた後、180日間で平均72%の価格上昇があったこともあり、今回の動きも同様のパターンに当てはまる可能性があります。短期的な調整が進む中で、長期保有者がしっかりと支えている状況は、今後の価格の安定や上昇につながるかもしれません。
全体として、マイナーの苦境や短期的な売り圧力はあるものの、企業の買い支えや長期保有者の動きから、ビットコイン市場は底堅さを見せているようです。今後の動向に注目しつつ、引き続きウォッチしていきたいですね!
