マイクロソフトの UAE AI 投資戦略とは?
みなさん、こんにちは。今回はマイクロソフトがアラブ首長国連邦(UAE)に対して大規模な投資を行うというニュースをお伝えします。
マイクロソフト、UAEに152億ドルの投資を発表
マイクロソフトは今後4年間で、UAEに約152億ドル(約2兆円)を投資すると発表しました。この発表はアブダビで開催された「グローバルAIサミット」で行われ、同時に最先端のNvidia製GPUがUAEに初めて出荷されることも明らかになりました。
米国の輸出許可とUAEのAI拠点化
今回の投資には、米国がマイクロソフトに対してNvidiaのチップをUAEに輸出する許可を与えたことが大きく関わっています。これにより、UAEは米国のAI技術の影響力を中東地域で強める重要な拠点となる見込みです。実は、2025年5月にトランプ前大統領とUAEの大統領がアブダビにAIデータセンターを建設する合意をしていましたが、強力なNvidiaチップの輸出規制のために遅れていました。
マイクロソフトのAIインフラと地域貢献
マイクロソフトはすでにUAEに約2万1500台分のNvidia A100、H100、H200チップ相当のGPUを設置し、OpenAIやAnthropicなどのAIモデルを提供しています。2023年から2025年末までに約73億ドルを投じ、UAEの国営AI企業G42への15億ドルの出資やデータセンター建設に46億ドル以上を使っています。
今後の展望と地域人材育成
2026年から2029年にかけてはさらに79億ドルの投資を予定しており、そのうち55億ドルはAIやクラウドインフラの拡充に充てられます。マイクロソフトは単にデータセンターを作るだけでなく、UAEの人材育成にも力を入れており、2027年までに100万人の住民を対象にAI関連のトレーニングを行う計画です。アブダビを中東のAI研究とモデル開発のハブにする狙いもあるようです。
ちなみに同じ日に、マイクロソフトはオーストラリアのIRENと97億ドルのAIクラウド容量に関する契約も結んでいます。
今回の動きは、米国の輸出規制の枠組みの中で新たな地域戦略が進んでいることを示しており、中東におけるAI競争の激化を感じさせます。今後もこの地域の動向には注目が集まりそうですね。引き続きウォッチしていきたいですね!
