Solana Company(HSDT)、投資家向け株式再販を開始 ― 株価は急落も「長期戦略に自信」と表明
こんにちは、みなさん!今回はSolana Company(NASDAQ: HSDT)に関する最新の話題をお届けします。もともとは医療機器メーカーだったHelius Medical Technologiesが、Solana Companyとしてデジタル資産(主にSolana/SOL)を活用した新しい財務戦略に大きく舵を切った、という内容です。
500億円規模の資金調達と株式再販の開始
まず、Solana CompanyはPantera CapitalやSummer Capitalといった大手投資家のリードで、約5億ドル(日本円で約750億円)の資金調達を9月に実施しました。この資金調達は現金とSolana(SOL)トークンの両方で行われたそうです。
そして今週、これまで制限されていたプライベート投資家向けの株式再販(リセール)が正式に解禁されました。これにより、早期の投資家たちが保有株を市場で売却できるようになったわけです。
株価は急落、取引量も急増
この再販解禁を受けて、HSDTの株価は月曜日に8.92ドルから6.87ドルまで急落し、1日で22%もの下落となりました。1週間で見ると、時価総額の約60%が失われたとのこと。取引量も通常の100万株未満から460万株近くまで急増したようです。
なぜ今、再販を解禁?
市場が不安定な中での再販解禁について、経営陣は「今こそ攻めの姿勢を見せる時」とコメントしています。長期的な戦略への自信と、透明性を重視している姿勢をアピールしているようです。実際、Solana Companyの会長Joseph Chee氏は「私たちはディフェンスではなくオフェンスでいく」と発言しています。
Solana Companyの新しいビジネスモデル
Solana Companyは現在、2.2百万SOL(10月時点)を保有しており、これは公開企業としては世界で2番目の規模だそうです。ビジネスモデルとしては、SOLのステーキングによる利回り獲得、市場が不安定な時にSOLを積極的に買い増す戦略、そして株式市場を通じて規制下での資金調達を行うというものです。
これまでの「企業がビットコインを財務資産として持つ」モデルと違い、Solana Companyの場合はSOLの価格変動リスクやリターンがそのまま株価に反映される仕組みになっています。つまり、株主は間接的にSOLの値動きに賭ける形になるわけですね。
今後の展望は?
経営陣は「市場が不安定な時こそ、非信者(短期的な投資家)が去り、長期的な価値を積み上げるチャンス」ともコメントしています。今後も資本配分を工夫しながら、1株あたりのSOL保有量を増やしていく方針のようです。
なお、今回の件についてSolana Companyや主要投資家に追加コメントを求めたものの、現時点では返答はなかったとのことです。
まとめ
まとめると、Solana Companyは従来の医療機器メーカーから、Solanaを中心としたデジタル資産運用会社へと大きく変貌を遂げています。株式再販の解禁で短期的には株価が大きく下落しましたが、経営陣は長期的な成長に自信を見せているようです。今後、こうした「トークンと株式の融合モデル」がどのように評価されていくのか、引き続き注目していきたいですね!

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