みなさん、こんにちは。今回はイーサリアムの共同創設者、ヴィタリック・ブテリン氏が提案した「オンチェーンのガス料金先物市場」についてお話しします。これは、イーサリアムの取引手数料(ガス代)に関して、将来の料金をあらかじめ固定できる仕組みを作ろうというアイデアです。
イーサリアムのガス先物市場とは?
先物市場というのは、例えば石油のような資産を将来の特定の日時に決まった価格で売買する契約を取引する市場のことです。これにより、投資家は価格変動を予測して利益を狙ったり、生産者は価格変動リスクを回避したりできます。
これをイーサリアムのガス代に応用すると、ユーザーは将来の特定の時間帯に使うガス代をあらかじめ固定価格で購入できるようになります。つまり、将来ガス代が高騰した場合でも、先に契約しておけば安い料金で取引できる可能性があるわけです。
ブテリン氏は、このような市場があれば、ネットワークの利用者や開発者、トレーダー、機関投資家などが将来の手数料を予測しやすくなり、コスト計算やリスク管理がしやすくなると考えています。
2025年のイーサリアムのガス代動向
この提案が出た2025年現在、イーサリアムの基本的な取引の平均ガス代は約0.474 gwei、つまり約0.01ドルと非常に低い水準にあります。ただし、トークンスワップやNFTの売買、資産のブリッジなど複雑な取引では、平均で0.05ドルから0.27ドル程度の手数料がかかっています。
また、年間を通じてガス代は大きく変動しており、年初は平均1ドル程度だったものが、途中で2.60ドルまで上昇したり、0.18ドルまで下がったりと波が激しい状況です。こうした変動の中で、将来の手数料をあらかじめ固定できる仕組みは、ユーザーにとって安心材料になるかもしれません。
このように、イーサリアムのガス代に関する先物市場のアイデアは、ネットワークの利用拡大に伴う手数料の不確実性を減らすための新しい試みとして注目されています。今後、どのように実装されていくのか、また市場がどのように反応するのか、引き続きウォッチしていきたいですね!
