Vine 復活!6秒動画アプリ diVine の全貌
みなさん、こんにちは。今回は、かつて人気を博した短尺動画プラットフォーム「Vine」の6秒ループ動画を復活させる新しいプロジェクトについてご紹介します。なんと、Twitter の共同創業者ジャック・ドーシー氏の支援を受けているんです。
Vine動画アーカイブを活用した新アプリ「diVine」登場
2025年11月にリリースされた「diVine」というアプリは、Vineが2016年にサービス終了する前に作成されたバックアップから、10万本以上のVine動画を復元して視聴できるようにしています。単なる懐かしの動画再生だけでなく、ユーザーはプロフィールを作成し、新たに動画を投稿することも可能です。
特徴的なのは、AI生成コンテンツに対しては投稿を制限する仕組みを導入している点です。最近は生成AIのコンテンツがSNSに溢れていますが、diVineでは疑わしいAI動画を検知し、投稿をブロックすることで「人間が作った本物の動画」にこだわっています。
ジャック・ドーシー氏の非営利団体が支援
このプロジェクトは、ジャック・ドーシー氏が2025年5月に設立した非営利団体「and Other Stuff」が資金提供しています。この団体は、オープンソースの実験的なプロジェクトや、ソーシャルメディアの未来を変える可能性のあるツールの支援を目的としています。
復元の裏側と技術的チャレンジ
diVineの開発者であり、元Twitter社員のエヴァン・ヘンショウ=プラス氏(通称Rabble)は、Vineの動画アーカイブを解析し、巨大なバイナリファイルから動画やユーザー情報、視聴数、コメントの一部を復元しました。元のアーカイブは40〜50GBの大容量ファイルで、普通のユーザーが気軽に見られる形ではなかったため、これを使いやすく再構築したわけです。
ただし、すべての動画が復元できたわけではなく、特にマイナーな動画や一部のジャンル(例:K-POP関連動画)はアーカイブされていなかったとのことです。現在は約15万〜20万本の動画が、6万人ほどのクリエイターのアカウントとともに利用可能になっています。
著作権とユーザー管理
Vineのクリエイターは自分の動画の著作権を保持しており、diVineに対して削除要請(DMCA)を送ることができます。また、元のVineアカウントの所有者であることを証明すれば、自分のプロフィールを取り戻し、新しい動画を投稿したり、復元されなかった過去の動画をアップロードしたりも可能です。
AI動画の排除と人間の動画の証明
新規投稿の動画が人間によってスマホで撮影されたものであることを確認するために、非営利の人権団体「Guardian Project」の技術を活用しています。これにより、AI生成動画の投稿を防ぎ、よりリアルなソーシャル体験を目指しています。
分散型プロトコル「Nostr」を採用
diVineは、ジャック・ドーシー氏が推奨する分散型のオープンソースプロトコル「Nostr」を基盤にしており、開発者は自分でアプリやサーバーを立てて運営することも可能です。これにより、ベンチャーキャピタルの資金や大規模なエンジニアチームに依存しない、新しい形のソーシャルメディアが実現できると期待されています。
他のVine復活の動きと今後の展望
ちなみに、Twitter/Xの現オーナーであるイーロン・マスク氏もVineの復活を約束し、アーカイブの発見を発表していますが、まだ具体的なサービスは始まっていません。diVineは、アーカイブからのコンテンツ利用はフェアユースにあたると考え、クリエイターの権利を尊重しつつサービスを展開しています。
また、生成AIコンテンツが流行する中で、あえて「人間が作るリアルな動画」にこだわるユーザーのニーズもあると考えられています。昔のWeb 2.0時代のように、アルゴリズムに振り回されず、自分の好きな人をフォローしてコミュニティを楽しむ体験への回帰を求める声があるようです。
diVineはiOSとAndroidで利用可能で、興味がある方は「diVine.video」からアクセスできます。
個人的には、AI全盛の時代にあえて「人の手によるコンテンツ」を守ろうとする試みは面白いと思います。懐かしさだけでなく、ソーシャルメディアの原点に立ち返る動きとして注目したいですね。引き続きウォッチしていきたいですね!
