CLARITY Act 最新動向!ステーブルコイン規制の攻防
みなさん、こんにちは。今回はアメリカで議論が続く「CLARITY Act(クラリティ法案)」について、最新の動きをわかりやすく解説していきます。
デジタルチェンバーが銀行側の提案に対抗する新たな原則を発表
ブロックチェーン業界の団体であるデジタルチェンバーが、銀行が支持するCLARITY Actの案に対抗する新しい原則を発表しました。彼らは現行の法案案を支持しつつも、特定の問題については妥協の余地があると示しています。
特に銀行側は、ステーブルコインの利回り(イールド)に対する規制を強化したいと主張しています。銀行は、ステーブルコインに利回りを付けることが従来の銀行預金システムを弱体化させる可能性があると懸念しているようです。
一方、デジタルチェンバーは、銀行側が求めるステーブルコインの影響を2年間調査する案には理解を示しつつも、その調査結果に基づく自動的な規制導入には反対しています。CEOのコーディ・カーボーン氏は、業界は交渉に前向きだが、イノベーションを事実上禁止するような措置は受け入れられないと述べています。
また、暗号業界はすでに従来の利息支払いに似た機能を制限する譲歩をしており、静的な報酬の変更には応じる用意があるものの、取引に対するインセンティブは維持したいとしています。ステーブルコインの報酬問題は依然として大きな争点となっています。
ホワイトハウスでの会合が示す緊迫感
最近、ホワイトハウスで暗号業界と銀行関係者の間で会合が行われましたが、最終的な合意には至りませんでした。両者とも交渉を続ける意向を示していますが、立場に大きな変化は見られません。
デジタル資産に関する大統領顧問会議のパトリック・ウィット氏は、議会の時間的余裕が少なくなっていると警告。中間選挙のキャンペーンが本格化する前に迅速な対応が必要だと述べています。彼は暗号業界と銀行の双方に対し、柔軟に妥協点を見つけるよう呼びかけています。
業界の専門家たちは、規制の明確化がデジタル資産市場にとって依然として最重要課題であり、CLARITY Actの不透明さが機関投資家の参入を妨げていると指摘しています。
ステーブルコインの利回り問題が核心の対立点
銀行側は、利回りを支払うステーブルコインが銀行預金を奪い、貸出や金融システム全体の安定を損なう可能性を懸念しています。一方、暗号業界は、ブロックチェーン上の報酬は技術の進歩の証であり、金融システムへの脅威ではないと主張しています。
デジタルチェンバーは、銀行側が交渉に応じなければ現行のステーブルコイン利回りの仕組みを維持するとしており、銀行側に再度交渉の場に戻るよう呼びかけています。
この問題は、分散型金融(DeFi)の革新と既存の金融システムとの間にある大きな対立を象徴しているとも言えます。政策決定者は、投資家保護や金融の安定性、そしてイノベーションのバランスをどう取るかが問われています。
政治スケジュールが法案成立に圧力をかける
中間選挙が近づく中、議会の関心が選挙キャンペーンに移ると、重要な暗号関連法案の成立はより難しくなると見られています。
CLARITY Actは、デジタル資産における証券と商品規制の境界を明確にすることを目指しており、支持者は規制の明確化が投資とイノベーションを促進すると考えています。一方で、慎重な審査なしの急速な承認に対する懸念も根強いです。
双方とも時間が限られていることを認識しており、今後数週間の動きが法案の行方を左右しそうです。
今回の動きは、暗号業界と伝統的な金融機関の間で続く緊張関係をよく表していると思います。規制の枠組みがどうなるかで、今後の市場の成長や投資環境にも大きな影響が出そうです。引き続きウォッチしていきたいですね!
