仮想通貨市場 大幅下落の原因と今後の展望

みなさん、こんにちは。今回は仮想通貨市場の最近の動きについてお伝えします。

仮想通貨市場の大幅な下落

ここ数日、仮想通貨市場は大きな変動を見せています。特に過去24時間で約1,000億ドルもの資金が市場から流出し、全体の時価総額は約3.15兆ドルから3.05兆ドルへと減少しました。これは、投資家の売り圧力が強まり、全体的に弱気なムードが広がったことが背景にあります。

中でもビットコイン(BTC)は、先週の9万4,000ドルから9万5,000ドルのレンジを維持できず、9万ドルを下回る展開となりました。これは今月に入ってから2度目の大きな価格の下落で、これまでの回復の動きを帳消しにする形となっています。

記事執筆時点では、ビットコインは約1.77%下落して8万9,614ドル、イーサリアム(ETH)は3.14%下落して3,031ドル、バイナンスコイン(BNB)は0.93%下落して884.76ドルとなっています。リップル(XRP)も1.75%下落し2.03ドル、ソラナ(SOL)は特に大きく2.91%下落して132.81ドルとなりました。

なぜ仮想通貨市場は下落しているのか?

今回の市場の下落は、主に強制ロスカット(強制決済)が連鎖的に発生したことが大きな要因です。主要な取引所で約5億ドルのレバレッジポジションが清算され、そのうち約4億2,000万ドルがロングポジションでした。1日で14万人以上のトレーダーが強制決済され、市場の下落を加速させました。

また、ETF(上場投資信託)への需要の弱まりも影響しています。特にブラックロックのiShares Bitcoin Trustでは6週連続で資金流出が続き、合計で28億ドル以上が流出しました。さらに、米国の現物ビットコインETFへの資金流入も12月3日にはわずか5,900万ドルにとどまり、機関投資家の関心が一時的に弱まっている様子がうかがえます。

加えて、マクロ経済の動きも市場の不安定さを増しています。日本銀行が利上げの可能性を示唆したことで、リスク資産を支えていたキャリートレードの流動性が減少する懸念が出ています。

さらに、米国の最新のPCE(個人消費支出)インフレ指標の発表を前に、トレーダーたちはリスクを抑える動きを強め、ビットコインは9万1,000ドルから9万5,000ドルの狭いレンジで推移していました。発表されたデータは予想通りの内容で、インフレはやや落ち着いているものの依然として高水準にあることが示されました。しかし、市場はこれを受けてFRBの利下げが早まるとは判断せず、リスク回避の動きが強まりました。

今回の動きは、仮想通貨市場が依然として外部の経済状況や投資家心理に大きく影響されやすいことを示しているようです。今後もこうしたマクロ要因や市場の動きを注視していく必要がありそうですね。引き続きウォッチしていきたいですね!