Cardano ネットワーク分裂トラブルの全貌解説
みなさん、こんにちは。今回は Cardano(カルダノ)のブロックチェーンで起きたちょっと珍しいトラブルについてお話しします。
Cardano ブロックチェーンの分裂が発生
先週の金曜日、Cardano のネットワークが突然「チェーンスプリット(ブロックチェーンの分裂)」を起こしました。原因は「不正な形式の委任トランザクション」がソフトウェアのバリデーション(検証)に引っかからず通ってしまったことにあります。
このトランザクションは新しいノードのバージョンでは通ったのですが、古いバージョンのノードでは拒否されてしまい、結果としてネットワークが二つの異なるチェーンに分かれてしまいました。
事件の背景と影響
Cardano のエコシステムを管理する組織「Intersect」は、今回の問題はソフトウェアの基盤ライブラリにあったバグを突かれたもので、ユーザーの資金は失われていないと発表しています。また、ほとんどの一般的なウォレットは安全に処理できていたため、影響は限定的だったようです。
一方、Cardano の共同創設者チャールズ・ホスキンソン氏は、今回のトラブルは「不満を持ったステークプールオペレーター(SPO)による計画的な攻撃」だったと指摘。彼によると、この人物は数ヶ月にわたりネットワークや開発元の評判を傷つける方法を探っていたとのことです。
この影響で ADA の価格は一時的に6%以上下落しました。
当事者の告白と対応状況
事件後、X(旧 Twitter)上で「Homer J.」というユーザーが、自分が問題のトランザクションを送信したと名乗り出ました。彼は「悪意はなく、AIの指示を参考にしながら試行錯誤していたが、結果的にネットワークを危険にさらしてしまった」と謝罪しています。金銭的な利益を目的とした行動ではないとも述べています。
Intersect は問題のトランザクションを送ったウォレットを特定済みで、現在は関係当局も調査に入っているとのことです。
また、ネットワークは完全に停止したわけではなく、両方のチェーンでブロック生成は続いていましたが、取引所などは安全のため一時的に入出金を停止しました。運営側はノードのソフトウェアをアップデートするよう呼びかけ、問題の解決に向けて動いています。
まとめと今後の注目点
今回の事件は、ブロックチェーンのソフトウェアのバージョン差異やバグがネットワーク全体に影響を及ぼすリスクを改めて示した形です。Cardano は分散型ネットワークとして多くのノードが協調して動いていますが、こうした不整合が起きるとチェーンの分裂という形で現れることもあるんですね。
幸い資金の損失は報告されていませんが、ネットワークの信頼性を保つためにはソフトウェアのアップデートやセキュリティ対策が欠かせません。今回のような事件が二度と起きないよう、開発者や運営チームの対応が注目されます。
個人的には、AIを使った実験が思わぬトラブルを招くこともあるという点が興味深いです。技術の進歩とともに、こうした新しいリスクにも注意が必要になってきそうですね。引き続きウォッチしていきたいですね!
