3億5,400万ドルのビットコイン裁判の真相

みなさん、こんにちは。今回は、フロリダ州の男性が主張した約 3億5,400万ドル相当のビットコインの損失に関する裁判についてお話しします。

裁判の概要

この男性、マイケル・プライムさんは、2019年に偽造や個人情報盗用の容疑で逮捕され、その際に押収されたハードドライブにビットコインの秘密鍵が保存されていたと主張していました。しかし、捜査当局は彼の初期の供述をもとにビットコインの存在を確認できず、そのハードドライブは破壊されてしまいました。

プライムさんは釈放後に「自分はビットコインの大富豪だ」と主張し、3,443 BTCを所有していたと述べましたが、裁判所は彼が長期間にわたりビットコインの所有を否定していたことや、返還請求が遅すぎたことを理由に訴えを退けました。

ビットコインと秘密鍵の関係

ビットコイン自体はブロックチェーン上に存在し、ハードドライブに保存されているわけではありません。ハードドライブに保存されているのは、ビットコインの所有権を証明し、送金を可能にする秘密鍵やウォレットファイルです。これらが失われると、ビットコインは実質的にアクセス不能となります。

ビットコインの生みの親とされるサトシ・ナカモト氏も「失われたコインは他の人のコインの価値をわずかに上げる寄付のようなもの」と述べており、実際に多くのビットコインが長期間動かされていないことが報告されています。

失われたビットコインの規模

2025年の報告によると、全ビットコインの約11%から18%、つまり2.3百万から4百万BTCが永久に失われている可能性があるとされています。これは、約21百万BTCの総供給量のうち、約19.8百万が採掘済みであることを踏まえた数字です。実際に市場で流通しているビットコインは約15.8百万から17.5百万BTCと推定されています。

今回の裁判は、ビットコインの所有権や証明の難しさ、そしてデジタル資産の管理の重要性を改めて示すものと言えそうです。プライムさんのケースは、遅延や矛盾した供述が法的な主張に大きく影響することも教えてくれますね。

引き続きウォッチしていきたいですね!