Strategy の BTC 売却条件と今後の展望解説

みなさん、こんにちは。今回は、マイケル・セイラー氏が率いる Strategy(旧 MicroStrategy)が保有するビットコイン(BTC)についての最新の方針についてお話しします。

Strategy がビットコインを売却する可能性とその条件

Strategy の CEO、フォン・リー氏によると、同社がビットコインを売却するのはかなり厳しい状況に限られるようです。具体的には、同社の株価が純資産価値を下回り、かつ新たな資金調達ができなくなった場合に限り、保有ビットコインの一部を売却することを検討すると述べています。

リー氏はインタビューで、「それは最後の手段であり、数学的には正しい判断だが、感情的にはビットコインを売る会社になりたくない」とも語っています。つまり、売却はあくまで防御的な措置であり、ビットコインの1株あたりの収益を守るためのものだということです。

Strategy のビットコイン保有状況と株価の関係

現在、Strategy は約64万9,870 BTC、評価額にして約593億3,000万ドルを保有しています。平均取得価格は1 BTC あたり約74,430ドルで、現在の評価額から約22.66%の含み益がある計算です。

しかし、株価は依然として保有ビットコインの純資産価値を下回っており、時価総額は約510億ドル(希薄化後は570億ドル)、企業価値は660億ドルとなっています。

Strategy のビジネスモデルと今後の展望

Strategy のビジネスモデルは、株価が純資産価値を上回るプレミアム状態を維持することに依存しています。このプレミアムがあるときに株式を発行し、その資金でさらにビットコインを購入して、1株あたりのビットコイン保有量を増やすというサイクルを回しています。

しかし、プレミアムが消え、新規株式発行が希薄化を招く場合は、ビットコインを売却して資金を調達することが理にかなっているとリー氏は説明しています。これは長年の積み上げ戦略とは矛盾しますが、状況次第では必要な対応となるようです。

最近のビットコイン価格の下落により、ウォール街からは同社の戦略に対する懸念も出ており、一部では保有ビットコインの一部売却を求める声もあります。

また、2025年に満期を迎える優先株に関連した固定支払い義務が増加しており、年間約7億5,000万ドルから8億ドルの支払いが見込まれています。これらの支払いは主に株式発行による資金調達で賄う計画で、株価のプレミアム維持が重要なポイントとなっています。

今回の話を聞くと、Strategy はかなり慎重にビットコインの売却を考えていることがわかります。市場の状況や資金調達環境によっては、これまでの積極的な買い増し戦略から一転、売却に踏み切る可能性もあるということですね。

引き続きウォッチしていきたいですね!