Harvey が Hexus 買収で法務 AI 競争激化!
みなさん、こんにちは。今回は、法務分野に特化した AI スタートアップ「Harvey」が、プロダクトデモや動画、ガイド作成ツールを手掛ける若いスタートアップ「Hexus」を買収したというニュースをお伝えします。
Harvey が Hexus を買収、法務 AI 市場での競争激化に対応
Harvey は法務テックの分野で急成長している企業で、今回2年目のスタートアップである Hexus を買収しました。Hexus はプロダクトデモや動画、ガイド作成のツールを開発しており、これにより Harvey は自社のサービスをさらに強化しようとしています。
Hexus の創業者で CEO の Sakshi Pratap 氏は、Walmart や Oracle、Google でのエンジニア経験を持ち、現在はサンフランシスコのチームが Harvey に合流済み。インドのエンジニアチームも、Harvey がバンガロールにオフィスを設立次第、参加予定とのことです。Pratap 氏は Harvey の社内法務部門向けサービスの開発をリードする役割を担うそうです。
Pratap 氏は「私たちが持つエンタープライズ向け AI ツール開発の経験が、競争が激しくなる市場で Harvey の成長を加速させる」とコメントしています。
Harvey の急成長と資金調達状況
Hexus は買収前に約160万ドルの資金調達を行っていましたが、買収の詳細な条件は明かされていません。ただし、長期的なチームインセンティブを重視した形での契約だとされています。
Harvey は昨年秋に80億ドルの評価額を達成し、2025年だけで7億6,000万ドルの資金調達を完了。Andreessen Horowitz をはじめ、T. Rowe Price や WndrCo、Sequoia Capital などの著名な投資家が参加しています。現在、60カ国以上で1,000以上のクライアントを持ち、米国のトップ10法律事務所の多くが顧客に含まれています。
Harvey の誕生秘話
Harvey の共同創業者兼 CEO の Winston Weinberg 氏は、同社の始まりを OpenAI の CEO サム・アルトマン氏へのコールドメールにたとえています。Weinberg 氏は当時、法律事務所の新人弁護士で、共同創業者の Gabe Pereyra 氏と共に GPT-3 を使って Reddit の法律質問に回答を試みました。その結果、弁護士の約3分の2がほぼ修正なしで回答を使えると評価したそうです。
この経験が「この技術で業界全体が変わる」と確信するきっかけになり、2022年7月4日にアルトマン氏に連絡を取り、すぐに OpenAI スタートアップファンドから最初の資金を得ました。現在も OpenAI スタートアップファンドは Harvey の2番目に大きな投資家となっています。
今回の買収は、法務 AI 市場での競争が激化する中で Harvey がさらなる成長を目指す動きの一環と見られます。Hexus の技術とチームが加わることで、より充実したサービス展開が期待されそうです。引き続きウォッチしていきたいですね!
