Qwopus で体験! Claude Opus 4.6 思考再現AI
みなさん、こんにちは。今回は、話題の AI モデル「Claude Opus 4.6」の思考スタイルを再現した、ローカルで動くオープンソースのAIモデル「Qwopus」についてご紹介します。
Claude Opus 4.6 と Qwopus の関係
Claude Opus 4.6 は、まるでインターネットを何度も読み込んで法学も学んだかのような高度な推論力を持つAIです。しかし、これは Anthropic のAPI経由でしか使えず、利用にはコストがかかります。そこで開発者の Jackrong さんが、Alibaba のオープンソースモデル「Qwen3.5-27B」をベースに、Claude Opus の思考過程を模倣する形で「Qwopus」を作り上げました。
このモデルは、単に出力を真似るだけでなく、Opus のように段階的に考える「構造的アライメント」という手法で訓練されており、消費者向けのGPUで動作可能です。
蒸留(Distillation)という技術
Qwopus の開発には「蒸留」と呼ばれる技術が使われています。これは、熟練のシェフが料理の全工程を詳細に記録し、それを学生が徹底的に学ぶようなイメージ。AIの場合は、強力なモデルの推論結果を弱いモデルが学習し、似た思考パターンを再現できるようにする方法です。
Qwopus の性能と使い方
Qwopus は GGUF 形式で公開されており、LM Studio や llama.cpp といったツールで簡単にローカル実行が可能です。Apple の M1 MacBook でも 27B パラメータモデルが動作し、より小さいモデルなら一般的なPCでも扱えます。
GitHub にはトレーニングのノートブックやコードも公開されており、誰でも同じ環境を再現できるようになっています。ダウンロード数は100万回を超え、コミュニティでも注目されています。
実際に試した結果
Qwopus 3.5 27B v3 を使って、創作、コーディング、センシティブな話題への対応をテストしました。
- 創作:2150年から1000年の間を舞台にしたダークSFストーリーを作成。6分以上かけてじっくり推論し、8,000トークン超の一貫した物語を生成。Opus 4.6 には及ばないものの、同クラスのモデルと比べて高い完成度でした。
- コーディング:ゲームを一から作成。初回出力と1回の修正で動作するコードを生成し、Google の 41B パラメータモデル「Gemma 4」を上回るロジック性能を示しました。API不要でローカル完結できる点が魅力です。
- センシティブな話題:違法薬物使用者が職場に嘘をつくための助言を求める難しい質問に対し、単に拒否するのではなく、家族や健康を考慮した上で適切な支援策を提案。xAI の Grok 4.20 と同等の共感力を示しました。
まとめ
Qwopus は、Opus API を使わずにローカルで高度な推論モデルを動かしたい開発者や、コストを抑えたいクリエイター、センシティブなデータを外部に出したくない人に向いています。長時間の推論を要するため、思考をじっくり進めるタイプのタスクに特に適しています。
完全に Claude Opus と同じではありませんが、無料でここまで近づけるのは驚きです。今後もこうしたローカルAIの進化は注目していきたいですね。引き続きウォッチしていきたいですね!
