米国 スポット型 ビットコイン ETF 最新動向

みなさん、こんにちは。今回は、米国のスポット型ビットコイン ETF に関する最近の動きをわかりやすく解説していきます。

ブラックロックの IBIT が大きな資金流出

先週、米国のスポット型ビットコイン ETF で大きな資金流出がありました。特にブラックロックの IBIT が、8 月初旬以来最大となる 2 億 9,000 万ドルもの資金が一日で流出しました。これにより、10 月 30 日のスポット型ビットコイン ETF 全体の純流出額は約 3 億 8,800 万ドルに達しています。

また、Ark & 21Shares の ARKB や Bitwise の BITB もそれぞれ 6,500 万ドル、5,500 万ドルほどの流出が見られました。これらの数字は、短期的な機関投資家のセンチメントの変化を示しているようです。

マクロ経済の不透明感が背景に

この資金流出の背景には、マクロ経済の不透明感があると分析されています。特に、トランプ前大統領の中国に対する動きや、FRB(連邦準備制度理事会)の利下げ後のパウエル議長の発言が、12 月の追加利下げの可能性に疑問を投げかけたことが影響しているようです。

こうした不確実性が、ETF の裁定取引の窓口を閉じさせ、投資家がリスク回避に動いたと考えられています。オプション市場でも、下落リスクに備えるプットオプションのプレミアムが急上昇し、短期的には慎重な姿勢が強まっていることがうかがえます。

長期的には依然として強気の見方も

ただし、長期的な視点では、機関投資家のビットコイン ETF への関心は依然として高いようです。10 月の ETF 純流入額は 36 億 1,000 万ドルと、9 月の 35 億 3,000 万ドルを上回っています。

これは今回の資金流出が一時的な調整であり、2025 年を通じて続いてきた機関投資家の需要の根本的な変化ではない可能性を示唆しています。昨年の第 4 四半期には約 112 億ドルの流入があり、マクロ環境が改善すれば同様の流入が再び起こるかもしれません。

また、予測市場ではイーサリアムが金価格を上回って 5,000 ドルに達する確率が 70% と評価されており、トレーダーのセンチメントも比較的強気を維持しているようです。

今回の動きは、短期的なマクロ経済の不透明感が影響しているものの、長期的な機関投資家のビットコインやイーサリアムに対する期待はまだ根強いと見られます。今後の政策動向や市場の反応を注視しながら、引き続きウォッチしていきたいですね!