Apple iPhone 標的型スパイウェア通知の衝撃!
みなさん、こんにちは。今日は、ちょっと驚きの話題をお届けします。なんと、ある開発者が自分の iPhone に「Apple があなたの iPhone に対して標的型の傭兵スパイウェア攻撃を検出しました」という通知を受け取ったというのです。
スパイウェア開発者自身が標的に
この開発者、Jay Gibson(仮名)は、かつて西側政府向けのハッキングツールを作る会社「Trenchant」で監視技術の開発に携わっていました。つまり、スパイウェアやゼロデイ脆弱性を見つけて、それを悪用するツールを作る側の人間だったわけです。そんな彼が逆にスパイウェアの標的になったというのは、非常に珍しいケースかもしれません。
彼は通知を受け取った日、すぐに携帯電話の電源を切り、新しい端末を買い、家族に連絡するほど動揺したそうです。
ゼロデイ脆弱性とスパイウェアの現状
Gibson さんは、Trenchant で iOS のゼロデイ脆弱性を探し、それを利用するツールを開発していました。ゼロデイとは、Apple などのメーカーがまだ知らない脆弱性のことです。こうした脆弱性は非常に価値が高く、数百万ドルの価値がつくこともあります。
これまでスパイウェアやゼロデイの開発者は、自分たちのツールは政府の正規の顧客だけが犯罪者やテロリストを対象に使うものだと主張してきました。しかし、実際には世界中でジャーナリストや人権活動家、政治的な対立者などが標的にされていることが、複数の調査機関によって明らかになっています。
調査と疑惑の背景
Gibson さんは Apple からの通知を受けて、フォレンジックの専門家に調査を依頼しましたが、初期調査ではスパイウェアの痕跡は見つかりませんでした。ただ、より詳細な調査には端末の完全なバックアップが必要で、彼はそれを提供することに抵抗を感じています。
また、彼は自分が標的にされたのは、Trenchant を辞めた経緯と関係があると考えています。彼は会社から、内部ツールの情報漏洩のスケープゴートにされたと感じているそうです。実際、彼は会社から二重雇用の疑いをかけられ、調査の末に解雇されていますが、彼自身は無実を主張しています。
まとめ
今回のケースは、スパイウェアやゼロデイ脆弱性の世界がどんどん複雑化し、開発者自身も標的になるリスクがあることを示しているようです。こうした技術は本来、法的な権限を持つ機関が使うべきものですが、その実態はなかなか見えにくいのが現状です。
私たちユーザーにとっては、スマホのセキュリティがいかに重要かを改めて考えさせられる話ですね。引き続きウォッチしていきたいですね!

Coin Telegraph
Finbold
Crypto.news