みなさん、こんにちは。今回は、ブロックチェーン関連サービスを提供する Ripple の決済子会社が、スイスの銀行 Amina と提携し、同銀行に Ripple の決済インフラへのアクセスを提供するというニュースをお伝えします。
この提携により、Amina は従来の決済インフラに依存せずに、より効率的に取引を決済できるようになるとのこと。これにより、取引のスピードアップ、コスト削減、信頼性や透明性の向上が期待されています。実はこの提携は初めてではなく、今年7月には Amina が Ripple の USD 連動ステーブルコイン「RLUSD」を導入しており、今回の動きはその延長線上にあるようです。
また、この提携は Ripple のヨーロッパ市場での存在感を強めるものでもあります。Amina はスイスの金融市場監督当局(FINMA)に認可された金融機関であり、さらにオーストリアの子会社は欧州連合の暗号資産規制「MiCA」に基づくライセンスも取得しています。こうした規制面での整備も進んでいることが分かります。
Amina のチーフプロダクトオフィサー、マイルズ・ハリソン氏は、Web3 ネイティブ企業は従来の銀行システムと連携する際に摩擦が生じやすいと指摘。特に国境を越えたステーブルコイン取引は、まだ多くの銀行で広く採用されていないため、ステーブルコインがその課題解決に役立つと述べています。
銀行が求める暗号資産対応の決済インフラ
ハリソン氏は、銀行の顧客は法定通貨とステーブルコインの両方を同時に扱える決済インフラを必要としていると説明。従来の銀行ネットワークではこれが難しい一方で、Ripple Payments はそれを可能にし、国際送金の摩擦を減らし、暗号資産に親和性の高い顧客の競争力維持を支援しているとのことです。
Ripple の英国・ヨーロッパ担当マネージングディレクター、キャシー・クラドック氏は、この提携により Amina が「デジタル資産のイノベーターが伝統的な金融インフラにアクセスするための入り口」として機能できるとコメント。Ripple Payments は法定通貨とブロックチェーンの橋渡し役を果たし、シームレスなステーブルコイン決済を実現していると述べています。
Ripple の伝統的金融機関へのブロックチェーン導入の動き
今回の提携は、Ripple が伝統的な金融機関にブロックチェーン技術を組み込む取り組みの一環です。今年11月中旬には、同社が約40億ドルを投じてプライムトレーディングや財務管理ツール、決済、カストディ(資産保管)を統合し、伝統的金融に挑戦しようとしていることも報じられています。
Ripple のグローバルな展開も注目されており、今月初めにはシンガポール中央銀行から決済サービス拡大の承認を受け、アジア太平洋地域での規制されたトークンサービスやエンドツーエンドの決済提供が可能になりました。さらに、11月末にはアブダビでも RLUSD の機関利用が認められ、現地の規制当局から正式に受け入れられています。
こうした動きから、Ripple は単なる暗号資産企業にとどまらず、伝統的な金融とブロックチェーンの融合を目指していることがうかがえますね。
個人的には、こうした銀行とブロックチェーン企業の連携が進むことで、よりスムーズで透明性の高い国際決済が実現し、暗号資産の実用性がさらに高まるのではないかと感じています。今後も Ripple の動向を引き続きウォッチしていきたいですね!
