匿名性 高める 新携帯サービス Phreeli とは?

みなさん、こんにちは。今日はアメリカで新しく始まった匿名性の高い携帯電話サービス「Phreeli」についてご紹介します。

Phreeliとは?

Phreeliは、利用者が郵便番号だけを提供するだけで携帯電話番号を取得できる新しいサービスです。通常、携帯電話の契約には名前や住所、クレジットカード情報など多くの個人情報が必要ですが、Phreeliはそれらをほとんど求めません。

さらに、支払いの際もクレジットカードや銀行情報を直接共有する必要がなく、プライバシーを重視した仕組みが採用されています。支払いの証明には「ゼロ知識証明(Zero-Knowledge Proof)」という暗号技術が使われており、利用者の身元を明かさずに支払いが完了したことだけを証明できるのです。

この技術の導入には、プライバシーコイン「Zcash」の共同創設者であるズーコ・ウィルコックス氏がアドバイザーとして関わっています。彼は電話会社が利用者の位置情報などを含む膨大なデータを販売している現状に対し、Phreeliのようなサービスがプライバシー保護の一助になると考えているようです。

Phreeliの特徴と使い方

利用者は郵便番号だけで登録でき、支払いはクレジットカードのほか、ZcashやMoneroといったプライバシーコインでも可能です。支払いが完了したことは「Double-Blind Armadillo」という独自の暗号システムで証明され、支払い方法の詳細は一切保存されません。

また、匿名性のレベルは利用者が選べるようになっており、メールアドレスを登録してアカウントを復旧できるオプションもあります。SIMカードは物理的に郵送してもらうか、Torネットワーク上のサイトからeSIMをダウンロードする方法も選べます。

Phreeliの創業者ニコラス・メリル氏は、このサービスは違法行為を助長するものではなく、大手携帯キャリアが顧客のデータを過剰に収集・共有している現状への対抗策として開発されたと説明しています。

Phreeliは2019年に設立され、最近では500万ドルの資金調達を行い、インフラはT-Mobileのネットワークを利用しつつ、顧客データの管理は自社で行っています。

Zcashとは?

ここで少し関連する「Zcash」についても触れておきます。Zcashは2016年に登場したプライバシーコインで、取引の送信者・受信者・金額を秘匿できる技術「zk-SNARKs(ゼロ知識証明の一種)」を使っています。これにより、ビットコインのように公開台帳に記録される情報を隠しつつ、安全に取引が可能です。

Zcashはビットコインと同様に発行上限が2100万枚に設定されており、約4年ごとにマイニング報酬が半減する仕組みも採用しています。最近では価格が大きく上昇しており、プライバシーコインの中でも注目されています。

今回のPhreeliのように、プライバシー技術を活用した新しいサービスが登場することで、私たちの個人情報の扱い方やプライバシー保護の意識が変わっていくかもしれませんね。引き続きウォッチしていきたいですね!