DeFi 大規模救済!約 3 億ドル支援の全貌
みなさん、こんにちは。今回は、最近話題になっている DeFi の大規模な救済活動についてお伝えします。
DeFi United が約 3 億ドルの支援金を集める
今月起きた Kelp DAO の約 2億9,000万ドルに及ぶハッキング被害を受けて、DeFi 業界全体で連携した救済活動が進んでいます。Aave の創業者で CEO のスタニ・クレチョフ氏が推進する「DeFi United」という組織が、月曜日の時点で約 13万2,650 ETH(約 3億 300万ドル相当)の寄付を集めました。
この資金は、Kelp DAO の攻撃者に盗まれた rsETH トークンの価値を補填し、Aave の流動性不足を解消するために使われる予定です。rsETH は攻撃者が大量に借り入れに使ったトークンで、これが原因で Aave の流動性が大きく圧迫され、DeFi 全体の信頼にも影響が出ていました。
業界全体からの支援と今後の課題
この救済活動には、Ethereum に注力する開発企業 Consensys が 3万 ETH を寄付したほか、Avalanche Foundation も支援を表明しています。こうした大手からの参加が目立ち、DeFi 業界全体での連携が進んでいる様子がうかがえます。
ただし、集まった資金の活用には、Mantle や Ether.Fi、Lido など複数の DeFi プロジェクトのガバナンス投票が必要で、特に Arbitrum のレイヤー2ネットワークでは約 49日かかる見込みの提案が進行中です。つまり、まだ完全に救済が確定したわけではなく、今後の投票結果や各プロジェクトの協力が鍵となりそうです。
流動性不足への他の対応策も
一方で、Aave の流動性不足を緩和するために、Tron の創業者ジャスティン・サン氏が率いる Tron DAO と暗号資産取引所 HTX が、2,000万ドル相当の USDT ステーブルコインを Aave に供給する動きもあります。
Kelp DAO の攻撃者は rsETH を使って Ethereum を借り出し、これが預金者の引き出しを妨げていました。そのため、多くのユーザーは USDT や USDC といったステーブルコインを借りて資金を引き出そうとしており、これらの市場の利用率は先週 100%近くに達していましたが、現在は約 92%まで少し緩和されているようです。
今回の救済活動は、DeFi のコミュニティが一丸となって大きなハッキング被害に対応しようとする珍しいケースと言えます。ただ、まだいくつかのガバナンス投票や調整が必要で、完全な解決には時間がかかるかもしれません。
引き続きウォッチしていきたいですね!
