Gemini 経営陣再編と米国集中戦略の全貌
みなさん、こんにちは。今回は、仮想通貨取引所の Gemini が発表した経営陣の大幅な再編についてお伝えします。
Gemini の経営陣再編と地域戦略の見直し
Gemini は、経営陣のうち3名の幹部が2月17日付で退任することを発表しました。対象となるのは、最高執行責任者(COO)の Marshall Beard 氏、最高財務責任者(CFO)の Dan Chen 氏、そして最高法務責任者(CLO)の Tyler Meade 氏です。なお、Beard 氏は同時に取締役会も辞任していますが、これは経営方針や運営上の意見の相違によるものではないとされています。
退任後も一定期間は移行期間として残る可能性があり、その間は基本給と福利厚生は維持されるものの、ボーナスやインセンティブは支給されないとのことです。
組織体制の変更と地域展開の縮小
COO のポジションは新たに補充されず、共同創業者の Cameron Winklevoss 氏が Beard 氏の収益関連の業務を引き継ぎます。また、最高会計責任者(CAO)の Danijela Stojanovic 氏が暫定 CFO に任命され、法務部門は Kate Freedman 氏が暫定の法務責任者を務めることになりました。
さらに、Gemini は英国、EU、オーストラリアでの事業を停止し、従業員の約25%を削減するなど、コスト削減と事業の重点化を進めています。これは、60か国以上で展開してきたものの、一部地域での需要が期待に届かず、運営コストが膨らんだためと説明されています。今後は主に米国市場に注力する方針です。
業績の状況と市場の反応
2024年の未監査の業績では、月間取引ユーザー数は前年同期比で約17%増の約60万人に達しましたが、収益は1億6500万~1億7500万ドルと前年の1億4100万ドルから増加した一方で、運営コストが大幅に上回り、約5億3000万ドルに達すると見込まれています。その結果、調整後 EBITDA の損失は約2億6000万ドル、純損失は約6億ドルに達する可能性があると報告されています。
この発表を受けて、市場からはネガティブな反応があったようです。
今回の動きは、Gemini がグローバル展開の難しさを感じつつ、経営の効率化と収益性の改善を目指していることを示しているように見えます。特に、米国市場に集中する戦略は、今後の成長の鍵となるかもしれませんね。引き続きウォッチしていきたいですね!
