コネチカット州が Robinhood らに営業停止命令!

みなさん、こんにちは。今回はアメリカ・コネチカット州での注目ニュースをお伝えします。

コネチカット州が Robinhood、Crypto.com、Kalshi に営業停止命令

コネチカット州の消費者保護局が、Robinhood、Crypto.com、そして予測市場プラットフォームの Kalshi に対し、州内の住民に対してスポーツイベントに関する契約の提供を停止するよう命じました。これは、これらのサービスが「無許可のオンラインスポーツギャンブル」とみなされたためです。

州のゲーミング部門は、これらのプラットフォームが営業を続けた場合、民事罰や刑事罰の対象になる可能性があると警告しています。特に、コネチカット州ではスポーツベッティングを提供できるのはライセンスを持つ事業者のみと定められており、これらの企業はそのライセンスを持っていません。

この動きは、予測市場が州のギャンブル法に該当するのか、それとも連邦のデリバティブ規制の対象となるのかという法的な議論が続く中でのものです。Kalshi は連邦裁判所に提訴しており、自社のサービスは州のスポーツブックやカジノとは異なると主張していますが、州側は契約内容が複数の法律に違反していると見ています。

連邦レベルでの法的な争いも続く

今回の停止命令は、これらのプラットフォームがギャンブル法や連邦のデリバティブ規制に関する問題に取り組んでいる最中に出されたものです。例えば、Kalshi はネバダ州での訴訟で一時的な救済を得ており、同州のギャンブル法の適用を受けないと判断されました。一方、Crypto.com はネバダ州でのスポーツイベント市場の運営を一時停止しています。

コネチカット州のオンラインギャンブルの枠組みは、2021年の法律(SB 146)に基づいており、オンラインスポーツベッティングやカジノゲームは厳格なライセンス制度のもとでのみ許可されています。現在、州内でのオンラインスポーツベッティングのライセンスは、特定の部族や州宝くじ会社に限定されています。

今回の件は、オンチェーンやアプリベースの予測市場が「スポーツベッティング」として規制されるべきか、それとも金融派生商品として連邦の規制下に置かれるべきかという、今後の規制の方向性を占う重要な事例になりそうです。

個人的には、こうした新しい形態の金融商品やギャンブルの境界線がまだ曖昧な中で、各州や連邦の規制当局がどのように対応していくのか非常に興味深いと感じます。今後もこの動きを注視していきたいですね!