2025 年 ソラナの波乱と未来展望まとめ

みなさん、こんにちは。今回は 2025 年のソラナ(Solana)についての振り返りをお届けします。ソラナは年初に過去最高値を記録したものの、その後は価格が大きく下落し、苦しい一年となりました。しかし、ネットワーク自体は技術的な進歩を遂げ、伝統的な金融市場との連携も進んでいます。

トランプ元大統領がミームコインを発表

2024 年 11 月のトランプ元大統領の当選は、暗号資産市場に大きな影響を与えました。予想外だったのは、トランプ氏がソラナのブロックチェーン上で自身のミームコイン「TRUMP」をリリースしたことです。2025 年 1 月 17 日の発表直後、TRUMP トークンは数十億ドル規模の評価額に達し、取引量も急増しました。

この盛り上がりはソラナのネイティブトークン SOL の価格にも波及し、1 月 19 日には SOL が約 293 ドルの最高値をつけました。しかし、その後はトランプ関連の貿易戦争や関税発表の影響もあり、価格は大きく下落。12 月中旬時点で SOL は最高値から約 56%下落し、TRUMP トークンは約 93%も下落しています。

Alpenglow アップグレードでネットワーク高速化へ

価格は低迷したものの、ソラナのネットワークは着実に進化しています。5 月には「Alpenglow」と呼ばれる新しいコンセンサスプロトコルが発表され、これによりトランザクションの確定速度が少なくとも 5 倍速くなると期待されています。9 月にはバリデーターの 98% がこのアップグレードに賛成し、テストネットは 12 月、メインネットは 2026 年第 1 四半期に導入予定です。

このアップグレードにより、アプリのレスポンスが向上し、取引所での入金処理もより迅速になると見られています。

ソラナのデジタル資産トレジャリー(DAT)が登場

ソラナは時価総額で世界第 6 位の暗号資産となりましたが、伝統的な投資家にはまだビットコインやイーサリアムほどの知名度はありません。そんな中、公開企業が自社の資産として SOL トークンを保有する「デジタル資産トレジャリー(DAT)」の動きが活発化しました。

不動産テック企業の Janover(現 DeFi Development Corp.)や消費財企業の Upexi は、数百万ドル規模で SOL を購入し、トレジャリーに組み入れています。さらに 9 月には医療デザイン企業 Forward Industries が約 7 百万 SOL を取得し、1.65 億ドルの資金調達を行いました。

しかし、年末にかけて暗号資産価格の下落に伴い、これらの企業の株価も大きく下落。Upexi は最高値から約 91% 下落し、Forward Industries も約 84% 下落しています。SOL Strategies の暫定 CEO は、DAT の持続可能なモデルには疑問を呈し、ステーキング ETF の承認がこれらの企業にとって大きな競争になると指摘しています。

ウォール街もソラナに注目、ETF が続々登場

2025 年の後半には、ソラナのスポットおよびステーキング ETF が承認され、より多くの投資家が SOL にアクセスできるようになりました。Bitwise の BSOL ETF は初日に 6900 万ドル以上の資金流入を記録し、21Shares、Grayscale、Fidelity、VanEck などの ETF も続々と承認されています。リスクを取る投資家向けには 2 倍レバレッジの ETF も登場しました。

ETF の登場は投資家から好意的に受け止められ、承認後 21 日間連続で純資金流入が続きました。12 月 15 日時点で、SOL ETF は 6 億ドル以上の純資金流入を記録しています。ただし、これらの動きが年末の価格上昇につながるかはまだ見えていません。

2025 年のソラナは、価格面では波乱の一年でしたが、技術的な進歩や伝統的金融市場との接点拡大など、将来に向けた基盤作りが進んだ印象です。トランプ氏のミームコインという話題性もあり、注目度は高まりましたが、価格の動きは複雑な様相を呈しています。今後の Alpenglow の実装や ETF の動向がどのように影響するのか、引き続きウォッチしていきたいですね!