Beeple のロボット犬 NFT アート最新情報

みなさん、こんにちは。今回は、デジタルアーティストの Beeple(マイク・ウィンケルマン)による、かなりユニークなアート作品についてご紹介します。

Beeple の「Regular Animals」:ロボット犬がNFTを生み出すアート

Beeple は、アートの祭典「Art Basel(アートバーゼル)」で、四足歩行のロボットたちが会場を歩き回り、来場者の写真を撮影。その写真をもとにスタイライズされたプリント作品をその場で印刷し、さらにそのプリントにはNFTと連動したリンクが付いているというインタラクティブなインスタレーション「Regular Animals」を展示しています。

このロボットは、センサーやカメラ、そして染料昇華プリンターを搭載しており、見たものをAIが再解釈して画像を生成。さらに、ロボットの頭部はシリコン製で、イーロン・マスク、マーク・ザッカーバーグ、ジェフ・ベゾス、パブロ・ピカソ、アンディ・ウォーホル、そしてBeeple自身の顔を模したデザインになっています。

会場内を自由に動き回りながら撮影した映像をもとに作品を作り、その「記憶」はブロックチェーン上に記録される仕組みだそうです。実際に1024枚のプリントと256個のNFTが無料配布されたとのこと。

Beepleは、「私たちは強力なアルゴリズムを通して世界を見ている。これらのロボットは写真を撮り、その記憶をブロックチェーンに記録する。これはこの技術の素晴らしい使い方だ」と語っています。

ちなみに、ロボットの価格は1体10万ドルで、ベゾスの頭部を持つロボットはVIPプレビューで販売されなかったものの、他はすべて完売したそうです。プリントにはユーモアを込めた「100%純粋なGMOフリーのオーガニック犬のうんち由来」という説明書きも付いています。

BeepleのこれまでとNFT市場の動向

Beepleは2021年に「Everydays: The First 5000 Days」というデジタルコラージュ作品のNFTをクリスティーズで約6930万ドルで売却し、一躍世界で最も高価な現役アーティストの一人となりました。この成功がNFT市場の盛り上がりを後押ししたと言われています。

しかし、その後NFT市場は2022年中頃から冷え込み、取引量や価格が下落傾向にありました。2023年初頭には多少の回復も見られましたが、2024年7月のデータでは、NFTの販売数は床価格の低下により78%増加したものの、取引量は45%も減少しているという複雑な状況です。

Beeple自身も「NFTは愛されるよりも嫌われる期間の方が長かった」と語っており、NFTの評価や市場の動きはまだまだ変動が大きいことがうかがえます。

今回のロボット犬プロジェクトは、AIやブロックチェーン技術を使った新しい表現の試みとして注目されており、アートとテクノロジーの融合がさらに進んでいることを感じさせますね。

引き続きウォッチしていきたいですね!