Seismic が a16z 支援で 1,000 万ドル調達!ブロックチェーンのプライバシー革命

みなさん、こんにちは。今回は、フィンテック業界で注目されているブロックチェーンのプライバシー問題に関する最新ニュースをお伝えします。

Seismic が a16z 主導の資金調達で 1,000 万ドルを獲得

ブロックチェーンスタートアップの Seismic が、著名なベンチャーキャピタル a16z(アンドリーセン・ホロウィッツ)をリード投資家に迎え、1,000 万ドルの資金調達を実施しました。これにより、同社のこれまでの調達総額は 1,700 万ドルに達しています。今回のラウンドには Polychain、dao5、Amber Group、TrueBridge Capital、LayerZero Labs なども参加しています。

Seismic は、フィンテックが抱える「プライバシーの壁」を突破し、公開ブロックチェーン上でプライベートな金融サービスを提供できるようにすることを目指しています。特に、個人の信用情報や現金口座のようなセンシティブなデータを扱う際に、公開台帳の透明性が大きな障害となっている点を解決しようとしています。

Seismic のブロックチェーンプライバシーへのアプローチ

Seismic は、ブロックチェーンの基盤プロトコル自体に暗号化とプライバシー機能を組み込む設計を採用しています。これは、従来のウォレットレベルやアプリ層でのプライバシー保護とは異なり、より根本的な解決策といえます。現在は開発ネットワークで稼働しており、スマートコントラクトがセンシティブなデータを公開せずに処理できる仕組みを提供しています。

すでに、ステーブルコインを使った現金口座サービスを提供する Brookwell や、プライベートな信用スコアリングを行う Cred Protocol などが初期パートナーとして参加しています。収益化は来年初めからトランザクションごとの手数料で開始し、将来的には法定通貨のオン・オフランプやカードプログラムにも展開する計画です。

a16z は、今年 6 月にも Seismic に出資しており、主要なレイヤー 1 ブロックチェーンの「過度な透明性」が金融や医療などの分野での採用を妨げていると指摘しています。ゼロ知識証明などの技術は正確性を保証できるものの、複数のプライベート状態を共有するアプリケーションの構築が難しいという課題があり、Seismic のアーキテクチャはその問題を解決する可能性があると評価されています。

この動きは、ブロックチェーンのプライバシーが単なるオプションから、主流採用のための必須条件へと変わりつつあることを示しています。a16z の政策担当者は、インターネット初期に HTTPS が e コマースの普及に不可欠だったのと同様に、ブロックチェーンも成熟するためには基盤的なプライバシーレイヤーが必要だと例えています。

今回の資金調達は、フィンテックとブロックチェーンの融合において、プライバシー技術がいかに重要視されているかを象徴していると言えそうです。今後、どのように実際のサービスに展開されていくのか、引き続きウォッチしていきたいですね!