SUI現物ETF申請と新プロジェクトで再注目!
SUI(スイ)という仮想通貨が、最近また注目を集めているようです。きっかけは、CanaryというファンドがSUIの現物ETF(上場投資信託)の申請を進めていることや、SUIGというプロジェクトがSuiブロックチェーンのエコシステム拡大に向けて新しい計画を発表したことみたいですね。
CanaryのSUI現物ETF申請が進展
Canary Fundsは、アメリカ証券取引委員会(SEC)にSUIの現物ETFの登録申請書(S-1/A)を更新して提出したそうです。今回の更新では、会社の住所やCboe取引所でのティッカー(銘柄コード)の追加など、主に事務的な変更が行われたとのこと。ファンドの基本的な条件や財務内容には大きな変更はなかったようです。
こういった申請のアップデートは、ETFの承認確率が上がるというよりは、発行体が取引所としっかり調整を進めているサインと受け止められることが多いみたいです。SECの審査プロセスが次の段階に進む前の、必要な手続きの一つという感じですね。
SUI価格、急落からの回復
このETF関連の動きが、最近のSUI投資家にとってはちょっとした明るい材料になっているようです。というのも、10月10日にSUIの価格が一時0.55ドルまで急落したばかり。これは、世界的な貿易摩擦の激化などで仮想通貨市場全体が売られた影響が大きかったみたいです。
その後、SUIは一時3ドル近くまで戻したものの、以前の上昇トレンドライン(サポートライン)を上抜けるほどの勢いはなかったようです。今は2.65ドル付近で推移していて、しばらくはこのラインがレジスタンス(上値の壁)になっている様子です。
SUIGの「SUIバンク」構想とエコシステム強化
ETFだけでなく、Suiエコシステム自体も盛り上がってきているようです。最近のインタビューで、SUIGの共同創業者Stephen Mackintoshさんが「SUIバンク」を作るという野心的な計画を語っていました。これは、Suiブロックチェーン上にパブリックな仮想通貨銀行を作るというものです。
SUIGはすでにSui財団やEthenaと提携し、suiUSDeやUSDIといった独自のステーブルコインも立ち上げています。Mackintoshさんによると、SUIGが得た収益の90%をSuiエコシステムに再投資する方針で、トークンの買い戻しや開発資金の提供、ネットワークの成長支援などに使う予定だそうです。
こうしたSUIGのビジョンやCanaryのETF申請の進展が重なって、SUIトークンの今後の値動きにも期待感が出てきている、という見方もあるようです。
