GraniteShares の 3 倍 XRP ETF 発売延期の真相

みなさん、こんにちは。今回は、GraniteShares が計画している 3 倍レバレッジの XRP デイリー ETF の発売延期についてお伝えします。

GraniteShares の 3x XRP ETF、5 回目の発売延期で SEC の審査が続く

GraniteShares は、3 倍のロングおよびショートの XRP デイリー ETF の発売日を、当初の 4 月 2 日から何度も延期し、今回さらに 5 月 7 日に延期しました。この延期は、SEC(米国証券取引委員会)の審査プロセスを最初からやり直すことなく、発売日をずらせる「Rule 485」を使って行われています。

この延期の背景には、ProShares が 2025 年 12 月に提出した 3 倍レバレッジの暗号資産 ETF が SEC により却下されたことがあります。SEC はファンドのレバレッジを 200% に制限するルール(Rule 18f-4)を根拠に、ProShares の 3 倍レバレッジ商品を撤回させました。GraniteShares の ETF は、ProShares のものとほぼ同じ構造であるため、SEC がレバレッジの仕組み自体に懸念を持っている可能性が指摘されています。

一方で、Teucrium という別の会社は 2 倍レバレッジの XRP ETF を 2025 年 4 月に NYSE Arca で上場し、4 億 4,000 万ドル以上の資産を集めていることから、2 倍レバレッジまでは現行の規制枠組みで認められているようです。

GraniteShares の 3x XRP ETF が提供するもの

もしこの 3 倍レバレッジの XRP ETF が承認されれば、XRP の価格変動の 3 倍の動きを日々追跡する商品となります。ロングは価格上昇の 3 倍、ショートは価格下落の 3 倍の逆の動きを目指します。現物の XRP を直接保有せず、スワップや先物契約を使ってキャッシュ決済される仕組みです。

これにより、米国の個人投資家は通常の証券口座を通じて、XRP を 3 倍のレバレッジで買いも売りもできる初の規制商品を手にすることになります。GraniteShares はビットコインやイーサリアム、ソラナの 3 倍レバレッジ商品も同時に申請しており、これらも 5 月 7 日に発売が予定されています。

5 月 7 日の発売が今後のカギに

もし 5 月 7 日の発売がさらに延期されると、2026 年中の発売は難しくなるかもしれません。これは ProShares のケースと同様に、SEC が 3 倍レバレッジの暗号資産 ETF に対して慎重な姿勢を崩していないことを示唆しています。

なお、GraniteShares は今回の延期について公式な説明を出しておらず、SEC が具体的にどの点を問題視しているのかは明らかになっていません。

XRP の現物 ETF は 2025 年 11 月以降、12 億ドル以上の資金流入があり、投資家の関心は高まっています。3 倍レバレッジ商品が承認されれば、より活発な取引や市場の拡大につながる可能性があるため、今後の動きに注目が集まっています。

個人的には、SEC の規制枠組みがどのように変わっていくのか、そしてレバレッジ商品が暗号資産市場にどんな影響を与えるのか、非常に興味深いと思います。引き続きウォッチしていきたいですね!