Strategy 株価大幅下落も買い推奨の理由とは?
みなさん、こんにちは。今回は、ビットコインを大量保有する企業、Strategy(マイクロストラテジー)の株価見通しについての最新情報をお伝えします。
Cantor FitzgeraldがStrategyの株価目標を大幅に引き下げ
投資銀行のCantor Fitzgeraldは、Strategyの株価目標をこれまでの560ドルから229ドルへと約59%も引き下げました。ただし、同社のアナリストは依然としてStrategyに対して「オーバーウェイト(買い推奨)」の評価を維持しています。
この価格目標の引き下げは、Strategyの財務運営に対する評価が大幅に下がったことが背景にあります。具体的には、1株あたりの財務価値が364ドルから74ドルに減少し、今後1年間に資本市場から調達すると見込まれる資金も225億ドルから78億ドルに減少しました。
市場の懸念とアナリストの見解
市場では「クリプト・ウィンター(長期的な暗号資産市場の低迷)」が到来したとの懸念もありますが、Cantor FitzgeraldのアナリストはStrategyに対する過剰な恐怖心はやや行き過ぎだと指摘しています。
実際、Strategyの株価は過去6ヶ月で50%以上下落し、記事執筆時点で178ドル付近を推移しています。一方、ビットコイン価格も9万ドルを下回り、10月初旬の12万6千ドル超えから約30%の下落となっています。
Strategyの財務健全性とビットコイン保有戦略
アナリストは、Strategyがビットコインを売却せざるを得ない状況になる可能性は非常に低いと見ています。これは、同社が配当支払いのために優先株を発行しているものの、2028年まで満期のない転換社債が82億ドルあることや、1.44億ドルの現金準備金を確保していることが理由です。
ただし、Strategyは一定の条件下でビットコインを売却する可能性を認めており、特にMSCIの株価指数から除外されるリスクは「やや妥当な懸念」とされています。JPMorganの試算では、これにより約28億ドルの資金流出が起こる可能性が指摘されています。
今後の展望
Strategyはこれまで普通株の発行でビットコイン保有量を増やしてきましたが、株価の下落によりこの手法の効果は薄れてきています。アナリストは、このような株価と資産価値の乖離は過去にも周期的に起きている現象だと説明しています。
最近では、他の金融機関もStrategyの株価目標を更新しており、TD Cowenは弱気に転じる一方で、Benchmarkは引き続き強気の姿勢を示しています。
今回の情報からは、Strategyの株価は短期的には厳しい状況にあるものの、長期的にはビットコイン保有を軸にした成長を期待する声も根強いことがわかります。市場の動向や企業の財務戦略に注目しつつ、引き続きウォッチしていきたいですね!
