AI スタートアップ 投資の新潮流とは?
みなさん、こんにちは。今回は AI スタートアップへの投資について、最近のベンチャーキャピタル(VC)の動向をわかりやすくお伝えします。
AI スタートアップ投資はこれまでと違う?
TechCrunch Disrupt 2025 のステージで、Cowboy Ventures の創業者であるアイリーン・リー氏が「今はちょっと変わった時代だ」と話していました。AI スタートアップは、わずか1年で売上がゼロから1億ドルに跳ね上がることもあり、投資のルールが大きく変わっているそうです。
ただし、彼女の調査によると、シリーズ A の投資家は単に急成長だけを求めているわけではなく、投資判断には「異なる変数や係数を持つアルゴリズム」が使われているとのこと。具体的には、スタートアップがどれだけデータを生み出しているか、競争上の優位性(モート)、創業者の実績、技術の深さなどが評価されているそうです。
成長だけじゃない、顧客獲得力も重要に
DVx Ventures のジョン・マクニール氏は、たとえ初期の売上が500万ドルに達しても、その後の資金調達が難しいケースが増えていると指摘。シリーズ A 投資家は、以前よりもシード段階のスタートアップに対しても厳しい目を向けているそうです。
また、彼は「成功する企業は必ずしも最高の技術を持っているわけではなく、優れたマーケティングや販売戦略(Go-To-Market)が鍵だ」と話しています。つまり、顧客を獲得し続ける力が投資家にとって重要視されているということですね。
技術とマーケティング、どちらが重要?
一方で、Kindred Ventures のスティーブ・ジャン氏は「技術が中途半端でマーケティングだけが強いというのは誤解で、両方が必要だ」と反論しています。マクニール氏も後に「良い製品は不可欠だが、創業者は最初から強力な販売戦略を持つべきだ」と補足しました。
この議論は、バイラルヒットしたスタートアップ Cluely の創業者ロイ・リー氏が「機能が不十分な製品を大きな話題だけで売るのは必ずしも良い戦略ではない」と語ったことでも注目されました。
AI スタートアップはスピード勝負
アイリーン・リー氏は、OpenAI や Anthropic のような企業が非常に速いペースで製品アップデートを繰り返しているため、他のスタートアップも同じスピードと品質で追随しなければならないと話しています。
それでも、AI 業界はまだ初期段階であり、明確な勝者は存在しないとの見方もあります。スティーブ・ジャン氏は「大規模言語モデル(LLM)分野でも競争が激しく、リーダーを脅かす存在が次々と現れている」と述べています。
つまり、古くからの大企業でも新興のスタートアップでも、まだまだ逆転のチャンスはあるということですね。
今回の話を聞くと、AI スタートアップへの投資は単なる売上成長だけでなく、技術力やマーケティング力、そしてスピード感が複雑に絡み合っていることがわかります。これからもこの分野の動きは目が離せませんね。引き続きウォッチしていきたいですね!
