みなさん、こんにちは。今回はイーロン・マスク氏がジョー・ローガンのポッドキャストに出演し、さまざまな話題について語った内容をわかりやすくまとめてみました。
イーロン・マスクのAIと未来の仕事観
マスク氏は、AI とロボティクスの進化によって将来的にはすべての仕事が置き換えられ、「ユニバーサル・ハイインカム(普遍的な高所得)」の社会が実現すると予想しています。つまり、働くことが必須ではなくなり、生活の基盤が保障される未来をイメージしているようです。
また、彼は今後スマートフォンのような従来のデバイスはなくなり、AI がリアルタイムで映像や音楽を生成し、操作系やアプリも不要になる「エッジノード」と呼ばれる新しい端末が主流になると話しています。これにより、AIが私たちの生活のあらゆる面をサポートする時代が来るかもしれません。
テスラの次世代ロードスターは「空を飛ぶ」?
マスク氏はテスラの新型ロードスターを2025年までに発表予定で、「クレイジーな技術」が搭載されると語りました。なんと「空を飛ぶことも可能かもしれない」とのことで、ジェームズ・ボンドの映画に出てくるような未来的な車を目指しているようです。彼の友人であるピーター・ティール氏も「未来には空飛ぶ車があるはず」と話していたことを引き合いに出し、実現に意欲を見せています。
SpaceXのスターべースとロケット再利用
テキサスにあるSpaceXのスターべースは今年5月に正式に「市」として認められ、マスク氏は「スタートアップが街を作る時代」と表現しました。さらに、SpaceXはロケットの完全再利用を目指しており、これが実現すれば打ち上げコストを100分の1に削減できる可能性があるとのことです。
AIの偏りと「ウォーク・マインド・ウイルス」問題
マスク氏はAIが政治的偏りを持たない「真実を追求する」システムであるべきだと主張し、現在の一部AIモデルに見られるイデオロギー的な影響を「ウォーク・マインド・ウイルス」と表現しました。例えば、多様性を最重要視しすぎるあまり、現実的な判断が歪められているケースを指摘しています。
彼の会社が開発中のチャットボット「Grok」は人間の命を平等に扱う設計で、AIが社会の管理や行政の効率化にも役立つと期待しています。ただし、過去にはAIの開発を一時停止すべきだと呼びかけたこともあり、AIの進化には慎重な面もあるようです。
Twitter(現X)の買収と社会への影響
2022年にTwitterを買収した理由について、マスク氏は「文明レベルでの破壊を止めるため」と説明しました。彼はTwitterが「ウォーク・モブ(過剰な多様性推進派)」に支配され、世界に否定的で虚無的な考えを広めていると感じているようです。サンフランシスコの街がゾンビのようになっている例を挙げ、こうした状況を変えたい意向を示しました。
新しいメッセージングアプリ「XChat」とAIの未来
マスク氏は近くリリース予定の「XChat」という暗号化メッセージング機能についても触れました。これはピアツーピアの暗号化を使い、テキストやファイル送信、音声・ビデオ通話ができる独立したアプリで、「最も安全なメッセージングシステム」を目指しているそうです。
さらに、今後5〜6年でAIが音楽や動画などのコンテンツの大部分を生成し、私たちの生活に深く入り込むと予測しています。スマホのような従来のデバイスは姿を消し、AIがあらゆる情報を提供する時代が来るかもしれません。
今回のマスク氏の発言は、未来のテクノロジーや社会のあり方について多くの示唆を含んでいます。特にAIの進化とそれに伴う社会変革については、期待と同時に慎重な視点も必要そうですね。今後も彼の動向を引き続きウォッチしていきたいですね!
