みなさん、こんにちは。今回はアメリカのファストフードチェーン、Steak ‘n Shake がビットコインを使った新しい取り組みを始めたという話題をお届けします。

Steak ‘n Shake がビットコインの準備金を設立

Steak ‘n Shake は、店舗でのビットコイン決済によって得たビットコインを積み立てる「ビットコイン準備金」を作ると発表しました。つまり、お店でビットコインで支払われた分はすべてこの準備金に入る仕組みです。この発表はビットコインコミュニティからも好意的に受け止められています。

さらに、ビットコインでの食事1件につき210サトシ(約0.23ドル)を、ビットコインのコア開発やオープンソースの支援を行う非営利団体 OpenSats に寄付することも明らかにしました。

どれくらいのビットコインが集まるのか?

Steak ‘n Shake は5月から全米の店舗でビットコイン決済を受け入れていますが、具体的にどれくらいの売上がビットコインで支払われているかは公表していません。これは他のファストフードチェーンでも同様です。

ただ、2025年の第2四半期の売上は約6930万ドルで、前年同期比で12%増加しています。ビットコイン決済が売上増加の一因ともされており、同店舗売上も順調に伸びています。とはいえ、ビットコイン決済の割合はまだ小さいと見られ、ビットコインの蓄積はゆっくり進む可能性が高そうです。

また、ビットコイン決済を導入することで、クレジットカード決済に比べて約50%の手数料節約ができているとも発表しています。

ビットコインでバーガーを買うと報酬がもらえる!

さらに、Steak ‘n Shake はビットコイン関連のサービスを提供する Fold と提携し、「ビットコインミール」や「ビットコインステーキバーガー」を購入したお客さんに、Fold アプリで使える5ドル相当のビットコインをプレゼントするキャンペーンも開始しました。

Fold の創業者である Will Reeves 氏は、「ビットコインが日常生活に浸透することが本当の普及だ」と語っており、このキャンペーンは多くの人にとって初めてのビットコイン体験になるかもしれないと期待しています。

このキャンペーンはアメリカ国内の約400店舗で期間限定で実施されます。

今回の動きは、ビットコインがより身近なものになっていく一例として注目されそうです。ファストフード店でのビットコイン決済がどのように広がっていくのか、今後も引き続きウォッチしていきたいですね!