Mochi 創設者の CVX 大量売却の真相とは

みなさん、こんにちは。今回は、Mochi Finance の創設者である Azeem Ahmed 氏に関する最新の動きについてお伝えします。

Mochi 創設者が CVX トークンを大量売却

Azeem Ahmed 氏は、Curve Finance に関連するウォレットから約 55 万枚の Convex Finance(CVX)トークンを売却し、約 94 万6,000ドルを手にしました。この売却により、CVX の価格は一時的に 10%以上下落しました。売却されたトークンは 2021 年の Curve プールから流出した資金に由来しており、その際には流動性提供者が約 5,400 万ドルの損失を被ったとされています。

2021 年の Curve プール流出事件の背景

この CVX ポジションは、Mochi が 2021 年 11 月に USDM ステーブルコインを MOCHI トークンを担保に発行し、Curve の USDM/3CRV プールから約 4,600 万ドル相当の流動性を引き出したことに端を発します。MOCHI トークンは市場価値がほぼゼロにもかかわらず、ハードコードされたオラクル価格が設定されていました。この手法は Curve のガバナンスから「明確なガバナンス攻撃」とみなされ、Mochi のゲージは停止され、報酬の排出もブロックされました。

報酬の流用と DeFi プロジェクトでの疑惑

Ahmed 氏はその後、GaiaDAO を通じて Peg Rebalancing Module(PBM)を導入し、CVX のステーキング報酬を USDM 保有者に分配し、ステーブルコインのペグ回復を目指すと説明しました。しかし、報酬の一部が別のウォレットに流用されていた疑いがあり、その額は 160 万ドル以上と推定されています。また、Mochi/ETH の流動性プールからは約 2,198 ETH(約 667 万ドル相当)と 47 万ドルの USDC が流出し、投資家の損失は合計で 5,400 万ドルを超えると報告されています。

過去のトラブルと法的リスク

Ahmed 氏は 2020 年以降、複数の DeFi プロジェクトでコミュニティ資金の不正利用が繰り返し指摘されており、元共同創設者からも資金の横領疑惑が公にされています。法的にも、米国の裁判所で訴訟が起こされており、証券詐欺や不正行為の可能性が検討されています。影響を受けた投資家は SEC や CFTC、FBI への通報が推奨されています。

今回の売却が示すもの

今回の CVX 売却は、2021 年の事件以来最も大規模な動きと見られており、多くの投資家はこれを「資金回収のための売却」と受け止めています。まだ約 50 万枚の CVX がロックされており、今後の動向次第では CVX の流動性に大きな影響を与える可能性があります。Ahmed 氏は現在、SNS も含めて沈黙を保っており、今後の対応が注目されています。

この件は、DeFi のガバナンス権限が市場での正当な購入ではなく、こうした手法で取得された場合にどのように対応すべきかという課題を改めて浮き彫りにしているようです。

個人的には、DeFi の透明性やガバナンスの健全性が今後ますます重要になってくると感じます。こうした事件を通じて、より安全で信頼できる仕組み作りが進むことを期待したいですね。引き続きウォッチしていきたいですね!