JPMorgan が評価変更!ビットコインマイナー最新動向

みなさん、こんにちは。今回は、JPMorgan がビットコインマイナー企業に対して行った最新の評価変更についてお伝えします。

JPMorgan が Cipher と CleanSpark の評価を引き上げ

JPMorgan は、Cipher Mining と CleanSpark の格付けを「ニュートラル」から「オーバーウェイト」にアップグレードしました。特に Cipher の目標株価は 12 ドルから 18 ドルに引き上げられ、CleanSpark は 14 ドルで据え置かれています。

この背景には、ビットコインマイナーが従来のハッシュレート中心の事業から、高性能コンピューティング(HPC)や AI 向けの計算需要にシフトしていることがあります。Cipher は 2026 年までに 1.7 ギガワットのインフラ拡大を計画し、CleanSpark もテキサスのデータセンターを 200 メガワット増強して AI 用途に注力しています。

一方で、MARA と RIOT は目標株価を引き下げ

しかし、JPMorgan は Marathon Digital(MARA)と Riot Platforms(RIOT)に関しては、株主の持ち分希薄化リスクを理由に目標株価を引き下げました。具体的には、MARA は 20 ドルから 13 ドルに、RIOT は 19 ドルから 17 ドルに下げられています。

これは、これらの企業が資金調達のために市場で新株を発行する「アット・ザ・マーケット(ATM)オファリング」を活用しており、その結果、株式の希薄化が進んでいるためです。JPMorgan のレポートによると、市場はこの希薄化を十分に織り込んでおらず、実際の希薄化後の株数はブルームバーグのデータよりも 20~33%多い可能性があるとのことです。

まとめ

今回の動きからは、ビットコインマイナーが単なるマイニング事業から AI や高性能コンピューティング分野へと事業の幅を広げていることがわかります。一方で、資金調達の方法や株主価値の希薄化といったリスクも存在しているため、投資家は注意が必要かもしれません。

こうした業界の変化は今後も注目されそうです。引き続きウォッチしていきたいですね!