銀 が BTC を上回る!2025年の資産戦争最新動向
みなさん、こんにちは。2025年も終わりに近づいていますが、今年は仮想通貨と貴金属の両方で大きな動きがありました。特にビットコイン(BTC)と銀が新たな高値を記録し、どちらが今年の主役になるか注目されています。
銀がビットコインを上回るパフォーマンス
最新のデータによると、2025年の注目すべきパフォーマーの一つは銀で、ビットコインを大きく上回る成績を見せています。これは、伝統的な安全資産とデジタル市場の間でのバランスが変わってきていることを示しているようです。
具体的には、ビットコイン1枚あたりの銀の量を示す「ビットコイン・トゥ・シルバー比率」が、2023年10月以来の低水準である1,458オンスにまで下がりました。今年初めには1枚のビットコインで約3,500オンスの銀が買えたことを考えると、かなりの変化です。
この比率の急激な低下は、8月以降ビットコインが27%下落し、仮想通貨市場全体の不安定さが続いている一方で、銀は同期間に53%も上昇していることが背景にあります。銀は投資需要の高まりや経済の不確実性が増す中で、再び注目を集めているようです。
この比率の下落は、2022年の弱気相場での69%の下落に匹敵するほど急激ですが、今回は単に仮想通貨の弱さだけでなく、金属市場全体の強さが影響している点が異なります。
銀の2025年の大躍進
銀は現在、1オンスあたり約58ドルの新記録に近い価格で取引されており、1979年以来の最も強い年となっています。これは、物理的な銀を裏付けとするETF(上場投資信託)への投資家の関心が急増していることが大きな要因です。11ヶ月中9ヶ月で資金流入が続き、11月だけで1,570万オンスもの銀がETFに追加されました。
また、オプション市場でも銀のボラティリティ指標が2022年3月以来の高水準に達しており、強気のポジションを取るコストが上がっていることから、投資家の期待感が高まっていることがうかがえます。
一方、ビットコインは10月に12万6,000ドルを超える史上最高値をつけた後、100,000ドルのサポートラインを割り込み、一時は80,000ドルまで下落するなど、かなりの価格変動を経験しています。
今年は銀が伝統的な安全資産としての存在感を強める一方で、ビットコインは依然として価格の変動が激しい状況が続いているようです。こうした動きは、投資家がどの資産に注目し、どのようにリスクを分散しようとしているのかを示す興味深い指標と言えるでしょう。
引き続きウォッチしていきたいですね!
