みなさん、こんにちは。今回は、ブラックロックのデジタル資産部門責任者、ロビー・ミッチニック氏の最近の発言をもとに、ビットコインとステーブルコインの現状についてわかりやすく解説していきます。
ビットコインは「日常の決済」にはまだ遠い?
ミッチニック氏によると、世界の大手資産運用会社の多くの顧客は、ビットコインを日常の支払い手段として使うことを投資判断の基準にはしていないそうです。彼は「ビットコインがグローバルな決済ネットワークになる可能性はあるが、それはまだ投資家にとってはオプション的な期待値に過ぎない」と述べています。
つまり、今のところ投資家はビットコインを「デジタルゴールド」、つまり価値の保存手段として見ているということですね。日常的な決済手段としての普及は、まだ少し先の話と考えられているようです。
スケーリング問題とライトニングネットワークの課題
ビットコインが決済に広く使われるためには、スケーリング(処理能力の拡大)やライトニングネットワークの発展が必要ですが、ミッチニック氏は「まだ多くの課題がある」と指摘しています。実際、2024年8月には、ビットコインのレイヤー2スケーリング技術の一つである「ロールアップ」が長期的に持続可能か疑問視されているという調査もあります。
ステーブルコインの成功と可能性
一方で、ステーブルコインは決済分野で非常に成功しているとミッチニック氏は評価しています。ステーブルコインは価値が安定しているため、効率的に価値を移動させる手段として市場に受け入れられているとのことです。
さらに、ステーブルコインは単なる暗号資産の取引やDeFi(分散型金融)だけでなく、小売の送金、企業間の国際取引、資本市場の決済など、より広範な用途に拡大する可能性があると期待されています。
ビットコインも小売の送金分野で競争力を持つ可能性はあるものの、現時点ではまだ投資家にとっては「やや投機的な」領域と見なされているようです。
ステーブルコインの成長がビットコインの価格予測に影響?
また、ARKインベストのキャシー・ウッドCEOは、ステーブルコインの成長が予想以上に速いことを理由に、2030年のビットコイン価格予測を引き下げたと述べています。彼女は以前、ビットコインが2030年に150万ドルに達すると予測していましたが、ステーブルコインが多くのユースケースを奪っているため、約30万ドルほど下方修正したそうです。
さらに、テザーの共同創設者リーブ・コリンズ氏は、2030年までに「すべての通貨がステーブルコインになる」と予想しており、金融のあらゆる形態がオンチェーン化される大きな変化の一環と考えています。
今回の話をまとめると、ビットコインは依然として「デジタルゴールド」としての役割が強調されており、日常決済での利用はまだ課題が多いようです。一方で、ステーブルコインは決済分野で急速に存在感を高めており、今後の金融の形を変える可能性があると見られています。
個人的には、ビットコインのスケーリング問題やライトニングネットワークの進展が今後どうなるかが注目ポイントだと思いますし、ステーブルコインの成長がどこまで広がるのかも非常に興味深いですね。引き続きウォッチしていきたいですね!
