Solana ETF が好調!ビットコインETFは資金流出

みなさん、こんにちは。今回は、最近注目を集めている仮想通貨関連のETF(上場投資信託)についての話題をお届けします。

BitwiseのSolanaステーキングETFが好調スタート

10月28日にニューヨーク証券取引所で取引開始となった Bitwise の Solana ステーキングETF(BSOL)が、初週で1億2600万ドル以上の純流入を記録しました。これは、SOL(Solanaのトークン)に連動する商品としては非常に好調な滑り出しと言えそうです。実際、BSOLは10月28日の上場以来、5億4500万ドル以上の資金流入があり、そのうち2億2300万ドルはシード投資(初期資金)とのことです。

BitwiseのCEOであるハンター・ホースリー氏も、X(旧Twitter)で「ローンチから8日間連続で資金流入があり、合計5億ドルを超えた。投資家はSolanaへのエクスポージャーを求めているのは明らかだ」とコメントしています。

一方でビットコインやイーサリアムのETFは資金流出

同じ期間に、11のスポットビットコインETFは合計21億ドル以上の資産を減らし、9つのイーサリアムETFも5億7900万ドルの資金流出となっています。つまり、Solana関連のETFが好調な一方で、ビットコインやイーサリアムのETFは資金が減少している状況です。

この背景には、政府の閉鎖やマクロ経済の不透明感など、市場全体の下落傾向も影響しているようです。実際、Solanaの価格は過去1か月で約29%下落し、直近1週間でも16%以上の下落を記録しています。ビットコインも10月初旬の最高値12万6000ドルから約16%下落しています。

Solanaの将来予測と市場の反応

Myriadという予測市場の調査では、年内にSolanaが過去最高値の293ドルを超えると予想している人はわずか13%にとどまっています。市場の期待は控えめなようです。

一方で、ETFの専門家であるSumit Roy氏は、Solanaの時価総額が約900億ドルと大きく、ビットコインやイーサリアムに次ぐ熱心な支持者がいることから、Solana ETFが市場の5%程度のシェアを占める可能性もあると指摘しています。また、BSOLが100%ステーキング対応である点も投資家にとって魅力的だと述べています。

規制面の動きと今後の展望

BitwiseのSolana ETFやGrayscaleのSolana ETFは、SEC(米国証券取引委員会)への8-A申請という手続きを経て上場が認められました。これは、2025年9月にSECが採用した商品ベースの信託に関する一般的な上場基準に合致したためです。

また、同様の手続きを経て、LitecoinやHederaのETFも取引を開始しており、今後は他のアルトコインに連動するETFも増えていく可能性があります。さらに、BitwiseはDogecoinのスポットETFについても遅延修正を解除し、20日以内に取引開始の可能性があると報告されています。

全体として、Solanaをはじめとするアルトコイン関連のETFが新たな投資機会として注目されている一方で、ビットコインやイーサリアムのETFは資金流出が続いているという興味深い動きが見られます。市場の動向や規制の変化を踏まえつつ、今後の展開を引き続きウォッチしていきたいですね!