韓国銀行の ウォン建て ステーブルコイン最新動向

みなさん、こんにちは。今回は韓国の中央銀行、韓国銀行(BOK)が進めているウォン建てステーブルコインの展開についての話題をお届けします。

韓国銀行の方針に対する専門家の意見

韓国銀行は、銀行がウォン建てステーブルコインの発行を主導すべきだと提案しています。その理由として、銀行はすでに資本規制や外国為替規制、マネーロンダリング防止などの厳しい規制を受けているため、リスクを抑えられると考えているようです。また、通貨や金融当局が参加する政策協議体を設け、発行者の資格や発行量などを決める方針も示しています。

しかし、Kaia DLT財団のソ・サンミン博士は、この銀行主導の方針には論理的な根拠が不足していると指摘しています。彼は、リスク管理の観点は理解できるものの、銀行だけに限定するのは適切ではないと考えているようです。

明確なルール設定が鍵に

ソ博士は、ステーブルコイン発行者に対して明確なルールを設けることが、リスクを最小化しつつイノベーションを促進するためにより良い方法だと提案しています。これにより、銀行だけでなく、条件を満たす非銀行機関も競争に参加でき、それぞれの強みを発揮できる環境が整うというわけです。

さらに、韓国銀行にはリスク軽減のための具体的なガイドラインや、信頼できる発行者の資格要件を示してほしいと述べています。

ステーブルコインの利息支払い禁止案も議論中

韓国銀行は、ステーブルコインに利息を付けることを禁止する案も検討しています。これは、銀行の預金と競合し金融セクターに混乱をもたらす可能性があるためです。その代わりに、銀行預金を表すデジタルトークンの商用化を推進したい意向も示しています。

一方でソ博士は、ステーブルコイン自体に利息機能を持たせるのは避けるべきだが、ステーブルコインを活用した追加的な利回りの生成を全面的に禁止するのは過剰な措置であり、普及を妨げる可能性があると考えています。

韓国のステーブルコイン市場の動き

2025年末から2026年初頭にかけて、少なくとも8つの主要な韓国銀行がウォン連動のステーブルコインを発行する計画を発表しています。また、韓国の大手IT企業ネイバーの金融部門が、国内最大の暗号資産取引所アップビットを運営するドゥナムの買収を進めており、買収完了後にウォン連動ステーブルコインのプロジェクトを始動させる予定です。

さらに、今年6月に親暗号資産派のイ・ジェミョン大統領が就任して以降、暗号資産関連の法整備が進み、ステーブルコインの合法化に向けた法案も提出されるなど、韓国の暗号資産業界は追い風を受けている状況です。

今回の話題は、中央銀行がステーブルコインの発行主体を銀行に限定しようとする一方で、専門家からはよりオープンで明確なルール作りを求める声が上がっているという点が興味深いですね。これからの韓国の動きは、他国のステーブルコイン政策にも影響を与えるかもしれません。引き続きウォッチしていきたいですね!