ステーブルコイン 利回りで銀行と激論!
みなさん、こんにちは。今回は、仮想通貨業界と伝統的な銀行業界の間で話題になっている「ステーブルコインの利回り」についての議論をご紹介します。
Kraken CEOが銀行業界の批判に反論
アメリカの大手銀行団体である American Bankers Association(ABA)の幹部、ブルック・イバラ氏は、Kraken や Coinbase といった大手暗号資産取引所がステーブルコインに利息を付けることに対し、「ステーブルコインは決済手段であって価値の保存手段ではない」という立場から、銀行の地域支援能力を損なうと指摘しました。
これに対し、Kraken の CEO デイビッド・リプリー氏は「誰にとっての損害なのか?」と反論。消費者が価値をどこに置くか、そして効率的に送る方法を自由に選べるべきだと主張しました。
「富裕層だけのサービスを誰でも使える世界へ」
リプリー氏はさらに、銀行は顧客の資産から手数料を得ている一方で、その利益を顧客に還元していないと指摘し、「我々はこれまで富裕層だけが利用できたサービスを、誰もがアクセスできるシステムに向けて構築している」と述べています。
また、ブロックチェーン協会のダン・スプラー氏も「大手銀行は Coinbase や Kraken を標的にして自分たちの市場を守ろうとしている」とコメントし、「つまり競争に負けているということだ」と解説しました。
ステーブルコインの利回りは銀行の平均を大きく上回る
一部のステーブルコインは、特定のプラットフォームで最大5%の利息を提供しており、これはアメリカの平均貯蓄金利0.6%や最高水準の4%を大きく上回っています。ソラナの開発者であるヴォス氏も「競争を歓迎する。資本主義の世界だからね」と前向きな姿勢を示しています。
こうした議論は、アメリカで大統領がステーブルコインの包括的な規制枠組み「Genius Act」に署名した直後に起きており、ステーブルコインの主流化に向けた動きが加速していることを示唆しています。
伝統的金融と暗号資産の対立は世界的な課題に
Haun Ventures のディオゴ・モニカ氏は、ステーブルコインは世界的に重要な銀行の準備金や短期米国債で裏付けられていることから、商業銀行の預金よりも安全な場合があると指摘しています。
また、オーストラリアの調査では、暗号資産ユーザーが取引所や関連事業と関わる際に銀行からの障壁に直面していることが明らかになっており、Binance のオーストラリア・ニュージーランド担当マネージャー、マット・ポブロッキ氏は「金融サービスへのスムーズなアクセスが市場の参加や信頼に直結している」と述べています。
今回の議論は、伝統的な金融機関と暗号資産業界の間で競争と規制のバランスが模索されている現状をよく表しているように思います。ステーブルコインの利回りや安全性、そして利用者の自由度といったテーマは、今後の金融のあり方を考える上で非常に重要なポイントになりそうです。引き続きウォッチしていきたいですね!
