Web3 × AI が拓く未来の分散型生活
みなさん、こんにちは。今回は、Web3 と AI の最先端を感じさせる新しいコラボレーションについてお話しします。
Hub.xyz と PlayAI が実現するリアル世界のデータ活用
Hub.xyz はマルチモーダルデータプラットフォーム、PlayAI は暗号資産と AI を組み合わせたプログラム可能な自動化レイヤーとして知られています。この二社が手を組み、現実世界の映像データを企業レベルの AI 資産に変換する分散型システムを開発しました。
この発表は 10 月 23 日に行われ、Finbold に先行して詳細が共有されました。
MadRims:物理世界をインタラクティブにする AI メガネ
この協業の中心となるのが、PlayAI ネットワーク上に構築された AI 搭載メガネ「MadRims」です。これにより、物理世界がインターネットのように双方向で操作可能になります。
具体的には、自然言語の指示をデジタルアクションに変換し、ユーザーの環境でオンチェーンの自動化を実現する仕組みです。
次世代 AI とロボティクスへの応用
PlayAI は MadRims から得られる分散型の映像データを Hub のリアルタイムインフラに供給し、Hub はその生データをラベリングや注釈付け、品質管理を行い、検証可能なデータセットに変換します。
こうして作られたデータセットは、ロボティクスや金融、自律システムなどの分野で大規模モデルのトレーニングに使える資産となり、開発者や貢献者に新たな収益化の道を提供する可能性があります。
Hub.xyz の共同創業者兼 COO の Tim Sprecher 氏は、「MadRims の映像データを Hub に取り込み、構造化された検証可能なフィードとして配信することで、次世代 AI とロボティクスに必要な基盤を提供している」と語っています。
さらに、PlayAI のエージェントワークフローは Hub の低遅延パイプライン上で動作し、リアルタイムの行動や金融、脅威のシグナルに即座に反応可能です。これにより、将来的にはトレーディングアルゴリズムの強化やニュース分析など多様な応用が期待されています。
「分散型リビング」の実現を目指して
技術面だけでなく、この協業は「分散型リビング」というコンセプトの実証も目指しています。これは、アイデンティティ、アクセス、オートメーションが中央集権的な管理なしにシームレスに連携する世界観です。
Hub のインフラは、ユーザーがプライバシーと主権を守りつつ、認証やタスク実行、デジタルエコシステム間の接続を可能にします。
PlayAI の創業者兼 CEO の Ramees 氏は、「PlayAI の使命は暗号資産と AI を融合させること。Hub のリアルタイムストリームを統合することで、エージェントは最新のシグナルに基づいて行動でき、MadRims ネットワークはモデルが本当に必要とする最先端のデータを提供する」と述べています。
また、PlayAI は「オンチェーン AI の Zapier(自動化ツールの代表格)」を目指し、シンプルなプロンプトで現実世界のタスクを自動化することを目標にしています。
MadRims の特徴と販売状況
MadRims は 12 メガピクセルのカメラ、オープンイヤースピーカー、音声起動機能、モジュラー式のサングラスを備えています。2023 年 9 月に先行予約が開始され、創業者向けの限定 1,000 台は 49 ドル(通常価格 249 ドル)で提供されました。
今回の発表は、AI とブロックチェーン技術がどのように現実世界のデータ活用や自動化に結びつくかを示す興味深い事例と言えそうです。今後の展開によっては、私たちの生活や産業のあり方に大きな影響を与えるかもしれませんね。引き続きウォッチしていきたいですね!
