YouTube スポンサー動画市場の急成長と Agentio 最新動向
みなさん、こんにちは。今回は、YouTube を中心に急成長しているスポンサー動画のマーケティング事情と、それを支えるスタートアップ「Agentio」の最新動向についてお伝えします。
スポンサー動画の視聴数と本数が大幅増加
2025年上半期のデータによると、YouTube のスポンサー動画の視聴数は前年同期比で28%増加し、スポンサー動画の本数自体は54%も増えています。さらに、クリエイターを通じた広告費の支出も増加傾向にあり、場合によっては従来のテレビや新聞などの伝統的メディアの広告収入を上回るケースも出てきているようです。
Agentio の急成長と資金調達
こうした市場の追い風を受けて、ブランドと YouTube クリエイターをつなぐプラットフォームを提供するスタートアップ「Agentio」が、2023年の創業から3年連続で資金調達を実施。最新のシリーズBラウンドでは4000万ドル(約56億円)を調達し、企業価値は約3億4000万ドルに達しました。CEO のアーサー・レオポルド氏は、元セレブリティタレントマーケットプレイスのCameoの社長、CTOのジョナサン・マイヤーズ氏は元Spotifyのエンジニアという経歴を持ちます。
ブランドとクリエイター双方にメリット
Agentio のプラットフォームを利用したブランドは、広告費のリターンが大幅に向上しているとのこと。例えば、靴下やアパレルブランドの Bombas は、他のプラットフォームと比べて広告費の効果が5.3倍に上がり、新規顧客獲得率も90%に達したそうです。また、Meta や Google で広告予算を使い切るのに半年以上かかっていたブランドが、Agentio では数ヶ月で効率的に使い切れるケースもあるとのことです。
AI を活用した効率的なマッチングとコンテンツ管理
Agentio は AI を駆使して、ブランドとクリエイターのマッチングや広告キャンペーンの管理を自動化しています。昨年はブランドの安全基準に合うクリエイターをAIで選定する機能をリリースし、今年はクリエイターが提出した動画の内容がキャンペーンの要件を満たしているかをAIがチェックする機能も追加しました。これにより、ブランド側は動画を一つ一つ人手で確認する手間が省け、スピーディーにキャンペーンを展開できるようになっています。
多様なクリエイターと新たなプラットフォーム展開
AIによる詳細なデータ分析で、従来は注目されにくかったクリエイターもブランドとマッチングできるようになりました。例えば、健康サプリのブランドがフィットネス系だけでなくアウトドア系のクリエイターとも連携する提案が可能になっています。また、これまで主に YouTube に注力してきましたが、現在は Meta のリールなど他の動画プラットフォームでもベータテストを開始し、2026年には TikTok や Snap などにも対応予定です。
今後の展望とチーム拡大
Agentio は昨年から社員数を12人から35人に増やし、今後1年で100人以上に拡大する計画です。VCの Forerunner のマネージングパートナー、ユリエ・キム氏は、Agentio が「クリエイターを活用したAI搭載のメディアプランニングプラットフォーム」として将来性を感じているとコメントしています。
今回の情報からは、YouTube をはじめとした動画プラットフォームのスポンサー動画市場がますます活発化し、それを支えるテクノロジーも進化している様子がうかがえます。AIを活用した効率的なマッチングやコンテンツ管理は、ブランドとクリエイター双方にとって大きなメリットとなりそうですね。今後、どのようにこの市場が広がっていくのか、引き続きウォッチしていきたいですね!
